「高校化学 水素と貴ガス」の版間の差分

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=== 水素 ===
[[ファイル:周期表-H.png|right]]
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水素は、アンモニア、塩化水素、メタノールなどの原料である。
 
=== ガス ===
[[File:周期表-希ガス.png|right]]
'''ガス'''(noble gas)<ref>希ガス(rare gas)とも</ref>は、18族に属する元素の総称である。
 
18族元素は価電子をもたないため、他の原子と結合したり、イオンになることがほとんどない。したがって、化学反応を起こして化合物となることがほとんどない。また、単体の気体として、原子1個で1つの分子を形成している。このような分子を'''単原子分子'''と呼ぶ。
 
ガスには次のような物質がある。これらはいずれも無色無臭で、常温常圧で気体であり、空気中にごく微量含まれている。また、いずれも融点および沸点が低い。
* '''ヘリウム''' (He): 風船や飛行船を浮かせるために用いられる。また、すべての物質の中で、融点がもっとも低いので、超伝導など極低温の実験のさいの冷媒に液体ヘリウムが用いられる。
* '''ネオン''' (Ne): ネオンサインなどに用いられる。
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ガスは原子単体で安定なため、普通は化合物にならない。ガスに圧力を低くしてガラス管に封入し電圧をかけることで、それぞれ異なった色の光を放つ。そのため、電球やネオンサインとして用いられるものが多い。
 
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のように、ハロゲンとの不安定な化合物によってレーザー光が放出されることが知られている。
 
ArFもXeClも、ともに、ガス原子とハロゲン原子との化合物である。このように、ガスとハロゲン分子との(不安定)化合物とのことをエキシマ(Excimer)という。
エキシマは不安定であり、光を放出して、すぐに分解して、それぞれの原子にもどってしまう。
 
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上述の各種のフッ化キセノン化合物の加水分解により、 無色の固体の XeO<sub>3</sub> や 無色気体の XeO<sub>4</sub> などの酸化キセノンが得られる。これら酸化キセノンは不安定であり、爆発しやすい。
 
 
かつて人類は希ガスのことを「不活性ガス」(および相当する英語)と呼んでいたが、キセノン化合物が知られるようになり、現在では「希ガス」または「貴ガス」と呼ばれるようになった。