「学習方法/高校英語」の版間の差分

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辞書では不十分なわけ
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もしかしたら戦前の人などは単語集などなく辞書で勉強していたかもしれませんが、しかし戦前の高校英語の単語レベルは今の中学レベルですので、参考になりません。戦前の大学受験英語が中学レベルかよくて高校1年レベルというのは、(日本国の[https://nierlib.nier.go.jp/lib/database/KINDAI/EG00017440/ 『近代教科書デジタルアーカイブ』] という公共サイトで、確認できます。)
 
明治あたりを描いた歴史小説とかNHKあたりの近代大河ドラマとかみると、すごく英語やらドイツ語やら堪能な旧制高校生とか帝大生(今の東大生・京大生)とか描写されているかもしれませんが、あんなんはフィクションです。嘘だと思うなら、再掲ですが[https://nierlib.nier.go.jp/lib/database/KINDAI/EG00017440/ 『近代教科書デジタルアーカイブ』] で高校レベルの英語を確認してこい、としか言いようがありません。
 
フィクションは所詮、娯楽のための作り話です。
 
しかし、ああいう感じのフィクションを真に受けた大人たちが、政治選挙などを通じて英語教育に口出しをしてきたので、日本の教育は、いろいろと通説と実態とが違っています。
 
日本の高校の英語教育は、平成のいわゆる「ゆとり教育」中ですら、どんどんと英単語が増えていったのが実態です。
 
やや実用指向の英単語集で『DUO』というのがありますが、あれが出版されたのも、平成初期です。実際はああいうレベル高めの単語集が出版されたのが、平成「ゆとり教育」の時代です。検定教科書はともかく、入試の英単語のレベルは「ゆとり」中もどんどんと上がっていったのです。
 
「高校レベル」「受験標準レベル」として増えていく英単語を、どうやって数学など他教科の勉強と両立させるのか、部活や委員会などを両立させるのか、日本ではロクに検証もされてきていないのが実態です。
 
名目上は日本では教育大学の付属の中学高校などで実験や検証をすることになっていますが、実際はああいう付属学校は高偏差値の人のための進学校などと貸しており、形骸化しています。
 
== 大学入試に出づらい分野など ==