「学習方法/高校英語」の版間の差分

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==== 英検などは後回し ==== 英検2級は、そんなに簡単ではありません。簡単でないからこそ、「準2級」が用意されているのです。 昔から「英検2級は高校卒業レベル」などと言われますが、果たしてそう言っていて英検2級を取得している人の何人が、高校レベルの数学3Cやら物理2などを習得できているのか、はなはだ疑問です。
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==== 英検などは後回し ====
英検2級は、そんなに簡単ではありません。簡単でないからこそ、「準2級」が用意されているのです。
高校生向けの単語集を買って習得したあとなら、必要に応じて英検対策本などを買うのは構いませんが、しかしいきなり最初から英検対策本などを買うのは失敗の道です。
 
昔から「英検2級は高校卒業レベル」などと言われますが、果たしてそう言っていて英検2級を取得している人の何人が、高校レベルの数学3Cやら物理2などを習得できているのか、はなはだ疑問です。
 
旺文社ターゲット1900の巻末に、英検準1級の単語があるのですが、どれもこれも難しい単語ばかりです(だから巻末に後回しにされている)。そのひとつ前の級の2級が、そんなに簡単なわけありません。
 
旺文社ターゲット1900自体、高校の授業ではなく受験対策にあわせたレベルが高めの単語集です。
 
また、現代では、高校の教科書レベル自体、上がっています。昭和の後半や平成の初期は、今で言う3000語レベルが、高校卒業レベルでした。
 
しかし、令和の今では、4500語レベルが、高校卒業レベルです。
 
なので本来なら、時代が大きく違えば、英検の級の数値は比較の参考になりません。つまり、あたかも会計における減価償却(げんか しょうきゃく)による価値の低下のように、年月とともに資格試験で保証された知識は、少しずつ錆びていくのです。
 
しかし、数十年前の英検だのTOEICだのの何ならセンター試験だの模試だのの過去の成績を自慢している人で、そういう会計的な発想ができている人はお目にかからないのが現実でしょう。
 
 
それでも英検などを受けたいなら、高校生向けの単語集を買って習得したあとなら、必要に応じて英検対策本などを買うのは構いませんが、しかしいきなり最初から英検対策本などを買うのは失敗の道です。
 
なお、もし英検を参考にするなら、準1級までを買えば十分でしょう。