「学習方法/高校英語」の版間の差分

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→‎第二外国語は、あきらめるべき: ==== 当の第二外国語に英語が流入している ==== 現代フランス語や現代ドイツ語の現代の最新の辞典を見ても、数十前と比べて追加された単語は例えば "Internet" のような、英語由来の単語だったりして、アメリカ英単語だったりします。
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入試と関係ないラテン語関連の話は後半の後回しにして分離。
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また、入試で、ドイツ語よりもフランス語を優遇するとかを、するわけにもいきません。フランス語を優遇したら、ドイツ語を学んだり、ロシア語を学んだりした人が、不利になってしまいます。
 
==== 当の第二外国語に英語が流入している ====
現代フランス語や現代ドイツ語の現代の最新の辞典を見ても、数十前と比べて追加された単語は例えば "Internet" のような、英語由来の単語だったりして、アメリカ英単語だったりします。
 
こころざし高く「最先端のフランス語やドイツ語の単語を勉強しよう!」と意気込むにも、その最先端のフランス単語やドイツ単語が、"Internet" 的な英語由来のIT用語だったりするオチもあります。
 
よって、何かフランス語などの研究や応用で実社会に意義あることをしようにも、アメリカ英語からは逃れられません。
 
高校卒業以降での基礎学力においてフランス語が必要な人とは、たとえば「フランスと日本の交流の歴史を研究したい」とかの強い意志でもないかぎり、第二外国語の意義は、21世紀の現代では、少なくとも高校卒業したばかりの人には、意義が薄れてしまっています。
 
明治~昭和の昔の人いわく「ドイツが技術大国だ」とか「医学のカルテはドイツ語」とかいっても、21世紀のここ十数年、ドイツから何か、画期的な発明でも出たでしょうか。あったとしても、パッとは思いつきません。代わりに思いつく外国は、アメリカのIT系大企業などの発明ばかりではないでしょうか。
 
== ラテン語は当面は英語学習には不要 ==
現代英語の学習において、もはやラテン語は不要です。
 
なぜなら、どの英和辞典にも、語源が書いてあります。英単語の語源がもし必要なら、辞書にある語源をみれば十分です。
 
 
その語源を検証するのは英語学者の仕事です。そういう英語学者ならラテン語の知識も必要かもしれません。
 
なお英語はラテン語だけから影響を受けているのではなく、フランス語やイタリア語などからも影響を受けています。
 
中世や古代に、イタリア(ローマ)やフランス(ガリア)が大国だった時代があるので、その時代にフランス語やイタリア語に由来する単語が英語に流入したのです。
 
しかし、英語になったその単語は、フランス語そのままの意味ではありません。
 
熟練の職人などを意味する「マイスター」は、現代英語の成人男性の冠詞 "Mr." ミスターに相当するフランス語の「ムッシュ」が語源だと言われています。
中世、ノルマン・コンクエストで、イギリスがフランスに侵略された時代、フランスの貴族がムッシュとか使っているのを見て、それが偉い人を表す英語かと誤解したとか何とか、言語学で、そういう説もあります。
 
しかし、「職人」と「ミスター」は意味がまったく違います。同様に、フランス語の「ムッシュ」に、熟練の職人のような意味はないでしょう。
 
このように語源になった外国語と現代英語は意味がまったく違います。
 
 
だから英語を勉強したいなら、英語そのものを勉強するのが近道です。
 
そもそも、英和辞書にある語源の検証すら、日本人が行わずとも、英米に住んでいる英語学者が英英辞典の語源辞典などに書いていますので、日本人としてはそれを翻訳するだけで済んでしまいます。
 
せいぜい、英語の語源辞典を確認できる程度の英語力があれば十分なのです。
 
このように、ラテン語を現代に応用するのは、とても難しいです。
 
== 一般入試対策ではTOEIC対策などには手を出さないほうが安全 ==
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中学高校の英語の検定教科書には、他の教科では説明しづらい時事や古典文学、最近の日本のアニメやマンガの、海外での人気について、英文で紹介されたりするかもしれません。
そもそも、本来の目的は英語を学ぶということなので、これらの題材で得た知識がそのまま大学受験に役に立つということはありません。
 
== 入試とは関係ない話 ==
==== 当の第二外国語に英語が流入している ====
現代フランス語や現代ドイツ語の現代の最新の仏日辞典や独日辞典を見ても、数十前と比べて追加された単語は例えば "Internet" のような、英語由来の単語だったりして、アメリカ英単語だったりします。
 
こころざし高く「最先端のフランス語やドイツ語の単語を勉強しよう! その成果を母国・日本にもちかえって祖国に恩返しをするのだ」と意気込もうにも、その最先端のフランス単語やドイツ単語が、"Internet" 的な英語由来のIT用語だったりするオチもあります。
 
よって、何かフランス語などの研究や応用で実社会に意義あることをしようにも、アメリカ英語からは逃れられません。
 
高校卒業以降での基礎学力においてフランス語が必要な人とは、たとえば「フランスと日本の交流の歴史を研究したい」とかの強い意志でもないかぎり、第二外国語の意義は、21世紀の現代では、少なくとも高校卒業したばかりの人には、意義が薄れてしまっています。
 
明治~昭和の昔の人いわく「ドイツが技術大国だ」とか「医学のカルテはドイツ語」とかいっても、21世紀のここ十数年、ドイツから何か、画期的な発明でも出たでしょうか。あったとしても、パッとは思いつきません。代わりに思いつく外国は、アメリカのIT系大企業などの発明ばかりではないでしょうか。
 
=== ラテン語は当面は英語学習には不要 ===
現代英語の学習において、もはやラテン語は不要です。
 
なぜなら、どの英和辞典にも、語源が書いてあります。英単語の語源がもし必要なら、辞書にある語源をみれば十分です。
 
 
その語源を検証するのは英語学者の仕事です。そういう英語学者ならラテン語の知識も必要かもしれません。
 
なお英語はラテン語だけから影響を受けているのではなく、フランス語やイタリア語などからも影響を受けています。
 
中世や古代に、イタリア(ローマ)やフランス(ガリア)が大国だった時代があるので、その時代にフランス語やイタリア語に由来する単語が英語に流入したのです。
 
しかし、英語になったその単語は、フランス語そのままの意味ではありません。
 
熟練の職人などを意味する「マイスター」は、現代英語の成人男性の冠詞 "Mr." ミスターに相当するフランス語の「ムッシュ」が語源だと言われています。
中世、ノルマン・コンクエストで、イギリスがフランスに侵略された時代、フランスの貴族がムッシュとか使っているのを見て、それが偉い人を表す英語かと誤解したとか何とか、言語学で、そういう説もあります。
 
しかし、「職人」と「ミスター」は意味がまったく違います。同様に、フランス語の「ムッシュ」に、熟練の職人のような意味はないでしょう。
 
このように語源になった外国語と現代英語は意味がまったく違います。
 
 
だから英語を勉強したいなら、英語そのものを勉強するのが近道です。
 
そもそも、英和辞書にある語源の検証すら、日本人が行わずとも、英米に住んでいる英語学者が英英辞典の語源辞典などに書いていますので、日本人としてはそれを翻訳するだけで済んでしまいます。
 
せいぜい、英語の語源辞典を確認できる程度の英語力があれば十分なのです。
 
このように、ラテン語を現代に応用するのは、とても難しいです。