「学習方法/高校英語」の版間の差分

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Nermer314 (トーク | 投稿記録)
英語の学習や入試と関係のない話題は不要である。
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中学高校の英語の検定教科書には、他の教科では説明しづらい時事や古典文学、最近の日本のアニメやマンガの、海外での人気について、英文で紹介されたりするかもしれません。
そもそも、本来の目的は英語を学ぶということなので、これらの題材で得た知識がそのまま大学受験に役に立つということはありません。
 
== 入試とは関係ない話 ==
=== 第二外国語に英語が流入している ===
現代フランス語や現代ドイツ語の現代の最新の仏日辞典や独日辞典を見ても、数十前と比べて追加された単語は例えば "Internet" のような、英語由来の単語だったりして、アメリカ英単語だったりします。
 
こころざし高く「最先端のフランス語やドイツ語の単語を勉強しよう! その成果を母国・日本にもちかえって祖国に恩返しをするのだ」とか意気込もうにも、その最先端のフランス単語やドイツ単語が、"Internet" 的な英語由来のIT用語だったりするオチもあります。
 
よって、何かフランス語などの研究や応用で実社会に意義あることをしようにも、アメリカ英語からは逃れられません。
 
高校卒業以降での基礎学力においてフランス語が必要な人とは、たとえば「フランスと日本の交流の歴史を研究したい」とかの強い意志でもないかぎり、第二外国語の意義は、21世紀の現代では、少なくとも高校卒業したばかりの人には、意義が薄れてしまっています。
 
明治~昭和の昔の人いわく「ドイツが技術大国だ」とか「医学のカルテはドイツ語」とかいっても、21世紀のここ十数年、ドイツから何か、画期的な発明でも出たでしょうか。あったとしても、パッとは思いつきません。代わりに思いつく外国は、アメリカのIT系大企業などの発明ばかりではないでしょうか。
 
また、学習費用のお金の話ですが、フランス語やドイツ語など英語以外の語学教材は、値段が高い割に、情報不足です。ページ比で、だいたい英語の教材の2~3倍くらいの価格です。
 
=== ラテン語は当面は英語学習には不要 ===
現代英語の学習において、もはやラテン語は不要です。
 
なぜなら、どの英和辞典にも、語源が書いてあります。英単語の語源がもし必要なら、辞書にある語源をみれば十分です。
 
 
その語源を検証するのは英語学者の仕事です。そういう英語学者ならラテン語の知識も必要かもしれません。
 
なお英語はラテン語だけから影響を受けているのではなく、フランス語やイタリア語などからも影響を受けています。
 
中世や古代に、イタリア(ローマ)やフランス(ガリア)が大国だった時代があるので、その時代にフランス語やイタリア語に由来する単語が英語に流入したのです。
 
しかし、英語になったその単語は、フランス語そのままの意味ではありません。
 
熟練の職人などを意味する「マイスター」は、現代英語の成人男性の冠詞 "Mr." ミスターに相当するフランス語の「ムッシュ」が語源だと言われています。
中世、ノルマン・コンクエストで、イギリスがフランスに侵略された時代、フランスの貴族がムッシュとか使っているのを見て、それが偉い人を表す英語かと誤解したとか何とか、言語学で、そういう説もあります。
 
しかし、「職人」と「ミスター」は意味がまったく違います。同様に、フランス語の「ムッシュ」に、熟練の職人のような意味はないでしょう。
 
このように語源になった外国語と現代英語は意味がまったく違います。
 
 
だから英語を勉強したいなら、英語そのものを勉強するのが近道です。
 
そもそも、英和辞書にある語源の検証すら、日本人が行わずとも、英米に住んでいる英語学者が英英辞典の語源辞典などに書いていますので、日本人としてはそれを翻訳するだけで済んでしまいます。
 
せいぜい、英語の語源辞典を確認できる程度の英語力があれば十分なのです。
 
このように、ラテン語を現代に応用するのは、とても難しいです。
 
=== 国連とEUですら英語のオンパレード ===
国際連合ですら、普段の業務は英語ばかりだと言われています。形式的には常任理事国のフランス語やロシア語や中国語も公用語ですので、それらの国の大使はそれらの公用語で発言します。しかし実態は、国連内部の処理では、英語だけが公用語のようです。
 
だから国連の求人は、英語人材が大半です。けっして、英語・仏語・ロシア語・中国語を均等に4分割して求人しているのではないのです。
 
国連憲章などよほど重要なレベルの文書などでもないかぎり、通常業務の文書は英語だけで済ませることも多いようです。
 
フランスの国連大使の発言なら、フランス語のまま発表を認めるかもしれません。ですが、その後の国連内部の処理は、英語で処理が進行する・・・という実態のようです。
 
国際連合ですらこうなので、ましてやNATOだのOECDだの他の国際機関は、もっと英語ばかりでしょう。
 
また、英語以外の公用語も平等ではなく、フランス語は文法が厳密だとして場合によっては業務で好まれる場合もあるにしても、中国語とロシア語はあまりそうではないようです。
 
また、フランス語を英語に翻訳したり、英語をフランス語に翻訳したり、そういう仕事には日本人の協力は不要です。英仏翻訳なら、フランス人とイギリス人・アメリカ人が、直接に翻訳しあえば済むだけです。
 
外野である日本人に要求されるのは、基本、日本語を英語に翻訳することです。
 
 
EUも同様、英語で組織内部の処理が進められているのが現状のようです。