「Asciidoc」の版間の差分
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Windows でもインストールできるが、事前に ruby のインストールが必要である |
windowsの場合のインストール方法など |
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== 準備と基本の操作方法 ==
=== インストール方法 ===
==== Linuxの場合 ====
Fedora の場合、コマンド
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公式サイトからダウンロードしてきた rubyinstaller の圧縮ファイルの解凍になぜか時間が何十分と掛かるので、別の作業でもしながら待つか、あるいは、windows版を使わずにいっそ Linux 版を使うのが良いだろう。
==== windowsの場合 ====
asciidoctorをインストールする際、ruby付属のパッケージ管理ソフトのgemを使うのが簡単である。
asciidoctor の公式サイトでも、gemによるインストールを進めている(2022年6月8日現在)。
このため、まずrubyのインストーラーをダウンロードしてくる必要がある。インストーラーを探す際には、面倒でも、ruby公式サイトのトップページから探していくこと。
ネットの巷の解説サイトのものは、古いリンクまたは不適切なリンクが残っているものもあり、それをダウンロードしても解凍やインストールなどが上手くいかない。
ともかく、rubyが入れば通常、gemも入る。パスの設定などは(たぶん)不要である(このセクション書いた人のパソコンにすでに色々なソフトが入っているので、詳しくは分からない。windowsをクリーンインストールしたくないので未検証)。
ruby のインストーラーがいったん終了すると、コマンドライン風の別のインストーラーが立ち上がるが、しかし何のDOSコマンドやUNIXコマンドも入れる必要は無く、単なるインストーラーなので、画面にある指示(ただし英語)の通りに進めればいい。
指示の通りに作業を進めれば、最終的に、rubyやgemなどがインストールされるはずである(2022年6月8日に確認)。
ruby のインストールが終わったらと思ったら、念のためコマンドで確認しよう。
ruby --version
次のように最近のrubyのバージョンや日付が表示されれば、成功である。日付などが最近のものでなく極端に古い場合、すでにrubyが入っている可能性がある。
<pre>
C:\Users\ユーザー名>ruby --version
ruby 3.1.2p20 (2022-04-12 revision 4491bb740a) [x64-mingw-ucrt]
</pre>
gemが使えればひとまず問題が無いが、なるべく最新の安定版のものが望ましい。
gem を使って入手するためのコマンドは、asciidoctor の公式サイトで確認できる。
なお、asciidoctor の公式サイトのアドレスは、wikipedia日本語版[[w:asciidoc]]で探してこれる。
2022年現在では、asciidoctorのインストールのコマンドは下記である。
gem install asciidoctor
実行すれば、下記の通りである。
<pre>
C:\Users\ユーザー名>gem install asciidoctor
Fetching asciidoctor-2.0.17.gem
Successfully installed asciidoctor-2.0.17
Parsing documentation for asciidoctor-2.0.17
Installing ri documentation for asciidoctor-2.0.17
Done installing documentation for asciidoctor after 17 seconds
1 gem installed
</pre>
上記コマンドを実行して、asciidoctorをインストールできたと思ったら、念のためバージョン確認をしよう。
<pre>
C:\Users\ユーザー>asciidoctor --version
Asciidoctor 2.0.17 [https://asciidoctor.org]
Runtime Environment (ruby 3.1.2p20 (2022-04-12 revision 4491bb740a) [x64-mingw-u
crt]) (lc:Windows-31J fs:UTF-8 in:UTF-8 ex:UTF-8)
</pre>
さて、これから、編集用のテキストファイルの設定に入ろう。
asciidoctor を入力するファイルの文字コードは、ユニコードである UTF8 でないといけない。
日本独自のJISコードには対応していない。
このため、まず、asciidoctor 用のテキストファイルを作る必要があり、文字コード UTF8 に指定して、そして拡張子に .adoc をつけて保存する。
例えば、sample.adoc というファイルを、UTF8形式で保存しよう。
次回からは、これを使う。
次回にファイル起動する際、windowsはそのままではadocファイルを何のプログラムで開くかを知らないので、adocファイルのダブルクリック時のダイアログの指示に従って、ファイルを開く際に使うプログラムを、お気に入りのテキストエディタに指定しよう。
上記の初期設定が終わったら、念のため、下記の出力方法を実行して、webブラウザで正しく文字が表示されているか等も確認しよう。
=== 出力方法 ===
出力方法は、LinuxもWindowsも共通。
HTMLに出力したい場合、コマンド
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asciidocで作成されるHTMLファイルのソースコードが長いので、本wikiではソースの短縮のために(wikiサーバーの負担軽減のためです)、擬似的にwikiで似た表示を再現しているので、実際のasciidocとの表示とは差異があります。
とはいえ、なんのソースコードもないのに、HTMLに出力しても、面白くない。
なので、とりあえず、asciidoctor で表を描くサンプルコードを下記に。
<pre>
.おもな税金
|===
| |直接税 |間接税
|国税
|所得税 +
法人税 +
相続税
|消費税 +
酒税 +
関税 +
たばこ税
|地方税
|住民税 +
固定資産税
|たばこ税
|===
</pre>
結果として、幅などは多少は違うが、
{| class="wikitable"
|+ Table 1.おもな税金
! !! 直接税 !! 間接税
|-
! 国税
| 所得税<br> 法人税<br> 相続税 || 消費税<br> 酒税<br> 関税<br> たばこ税
|-
! 地方税
| 住民税<br> 固定資産税 || たばこ税
|}
のような表がwebブラウザ上にて描画されれば、成功である。
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=== 表のつくりかた ===
(※ 上述の動作確認のものの再掲)
そもそも、表などの表示と編集に強いのが asciidoc の強みである(でなければ、普通にテキストエディタやHTMLを使えば済むので)。なので、さっさと表の作り方を勉強しよう。
{| class="wikitable"
|