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→‎GNU/Linuxの場合: Fedora Linux で cobc -V とすべきところ cobc -v と小文字にしていたようで、バージョン情報ではなくエラーメッセージが表示されていたので修正。
タグ: 2017年版ソースエディター
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処理系によっては、コマンドラインオプションなどで正書法の切り替えが可能な場合があるので、詳しくは使用している処理系のマニュアルを参照してください。
 
== COBOLプログラムの構成 ==
=== COBOLプログラムのトップレベルの構成 ===
COBOLプログラムのトップレベルは
* 見出し部(IDENTIFICATION DIVISION)
* 環境部(ENVIRONMENT DIVISION)
* データ部(DATA DIVISION)
* 手続き部(PROCEDURE DIVISION)
の4つのパートから構成され、順序もこの順序である必要があります。
 
=== 見出し部(IDENTIFICATION DIVISION) ===
IDENTIFICATION DIVISIONは、COBOLプログラムの最初のパートで、
プログラム名、作成者、作成日などのプログラム保守情報を含みます。
これらは、見出し部の段落として記述します。
 
=== 環境部(ENVIRONMENT DIVISION) ===
ENVIRONMENT DIVISIONは、COBOLプログラムの2番目のパートで、
作成するプログラムをコンパイルして実行するコンピュータの名前、環境変数の受け渡しに関する情報、プログラムとの間で読み書きするファイルの名前と種類を定義します。
 
=== データ部(DATA DIVISION) ===
DATA DIVISIONはCOBOLプログラムの3番目のパートで、これまでのDIVISIONはCOBOLプログラムを構築するためのメタデータで、
DATA DIVISIONからが実際にプログラムを構築していくところだと言えます。
DATA DIVISIONでは、入出力ファイルの配置、データ項目(変数)、外部プログラムとのインタフェース(引数)など、プログラムで扱うすべてのデータを定義します。
 
=== 手続き部(PROCEDURE DIVISION) ===
PROCEDURE DIVISIONは、COBOLプログラムの最後のパートで、プログラムが実行する処理を記述します。
 
前3つのDIVISIONとは異なり、手続き部には定義された節や段落の様な既定の構造はありません。
節や段落は、プログラマが必要に応じて作成します。
節はFortranのSubroutineやC言語の関数に相当し、段落は、節の中にある小さな処理の集まりです。
 
== 脚註 ==