「検定教科書」の版間の差分

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'''検定教科書'''(けんていきょうかしょ)とは、小学校・中学校・高等学校で使用している教科書のことを指します。この項目では、検定教科書の役割・閲覧入手方法・教科書番号について解説しま
 
==はじめに==
[[File:日本の教科書.jpg|thumb|検定済教科書の表示が書かれた教科書]]
[[File:Image of MEXT certified textbook.svg|thumb|220px|教科書(番号)のイメージ ※内容は架空のもの]]
小学校・中学校・高等学校で使用されている教科書は、文部科学省大臣の検定を受けた上で出版されています。この検定を受けて正式に教科書として利用できる教科書のことを、'''文部科学省検定済教科書'''(以下、「検定教科書」あるいは単に「教科書」)といいます。なお、特別支援学校の教科書の一部や高等学校の専門科目の一部は文部科学省が著作しており、'''文部科学省著作教科書'''と呼ばれます。検定教科書は4年のサイクルで検定・採択が行われます。検定教科書は4~5年ごとに改訂されます<ref>毎年、「改訂」ほどでなくとも、誤字の修正・情報の更新などを行うことがあります。</ref>。公立学校では市区町村ごとに、国立・私立学校では学校ごとに採択教科書を決定しま
各教科書には、'''教科書番号'''が付与されています。この教科書番号で、特定の教科書を把握したり、市販のワークブックを購入したりする際の参考となります
 
== 検定教科書の閲覧入手方法 ==
小中高校で教育を受ける場合は、入手できる手段が確保でき出来ています<ref>小中学校の検定教科書は、税金を利用して無償で賄われています。</ref>。研究目的の編集者の場合は、検定教科書は一般の書店では売っていないので、もし小学生・中学生・高校生の家族がいるなら、使い終わった検定教科書を捨てさせずに、譲ってもらうという方法もあります(古い場合があるので注意することしましょう)。
以下、検定教科書の購入方法および検定教科書を閲覧する方法を紹介しま
 
=== 検定教科書購入方法 ===
この節では、上記の入手法とは別に、自分で検定教科書を購入する場合について述べます(このような購入も法的に可能である出来ます)。学校で児童・生徒に配布される教科書は、税金を通して無償で賄われていますが、一般販売の教科書を購入する場合は有償となります
* 各学校の教科書取次店や教科書取扱店で注文でき出来るのが普通であるすべての都道府県にその都道府県の学校の教科書(場合によってはほかの教科書も)を取り扱っている教科書取次店や教科書取扱店があります
* ただし、一般の書店では原則として検定教科書は取り扱っていないので注意しましょう
例えば東京圏であれば、神保町三省堂書店や、または第一教科書<ref>JR中央線大久保駅南口にある。東京都新宿区百人町1丁目22-20</ref>などで購入や注文が行えます
 
{{コラム|教科書の価格|定価については[https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/mokuroku.htm こちら]に記載されている値段と同じである。小学校・中学校の各教科で出版社に関係なく価格が固定されており、1つの教科書の値段が最も安いもので1冊約150円 <!-- 小学校書写 -->、最も高いもので1冊約1,350円<!-- 高校地図 ※専門分野の教科書は対象外とした場合-->までさまざまである。なお1つの教科書が複数冊になっている場合(上巻と下巻、教科書と教科書準拠ノートなど)は、それぞれの価格の合計が決まった価格となっている。|}}
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=== 検定教科書の閲覧方法 ===
教科書を購入せずに閲覧したい場合、あるいは過去に出版された教科書を閲覧したい場合の方法を紹介しま
 
まず、その地域の図書館を利用するとよいしてみましょう。市区町村の図書館には、その市区町村立小・中学校で使用している教科書(およびほかの教科書)を置いていることがあります。地域により異なりますが、借りることができ出来る場合があるので、興味があるなら図書館に行ってみるとよいでしょう
また、[[w:国立国会図書館]]([[w:国際子ども図書館]])を利用する方法があります。国会図書館に行けば、余程のことがない限り全ての教科書を閲覧することが可能である出来ます。探している教科書がどうしてもない場合は、活用してみると良いだろでしょう。
 
さらに、教科書採択を実施する年には、6月12日~7月31日までの任意の14日間ほど、各都道府県の施設で住民に採択する教科書についての意見を聞くための教科書展示会が行われるため<ref>実施機関や教科書の種類などは都道府県によって異なるので、各都道府県のホームページなどを参考にしてください。</ref>、教科書の見本を閲覧することができる出来ます。ただし、本来の目的は住民に意見を問うことであるため、できれば閲覧した後に意見などを書いておきたいましょう
 
なお、各教科書会社のホームページにアクセスすると教員向けの「年間指導計画」を見ることができる出来ます(教員でなくても見られる場合がほとんどである)ためから、それを閲覧することで大まかな内容を知ることができる出来ます
 
==特殊な教科書==