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そういった合わせ技は、それほど熱心に勉強しなくても、入門的な問題集などで問題練習すれば、普通に習得できます。
 
 
=== 高校英文法は実は少しウソ知識 ===
高校生用の文法参考書は、高校標準レベルの参考書は、基本的には、中学英語の復習も兼ねています。
 
このため、普通なら、高校1年生は復習のためにわざわざ中学参考書を買いなおす必要はないです。
 
 
それよりも重要なこととして、実は高校英語の文法参考書には、不正確な知識があるという事です。中学英語が理解重視のため少し不正確でかなりひどいカタコト英語が中学生用の参考書・教科書にあるので、同様に高校の英文法も少しだけ不正確なウソの知識があるのです。
 
 
たとえば、実は do not と 短縮形 don't は、微妙に意味が違います。do not と略さずに言う場合のほうが、否定の意味合いが強いのです。
 
ですが、こういう話題は、中学英語では省略されます。なので、実は中学英文法は、実は少し不正確な、少しだけ間違った知識なのです。
 
そしてこれは高校英文法の参考書でもそうなのです。本来、do not と don't はニュアンスが違いますが、しかしこのニュアンスの違いを教えない高校英文法の参考書も市販されています。
 
高校英語の序盤や各章の冒頭では、中学英語の復習も兼ねるという理由から、中学英語の不正確な部分が、高校英文法にも残っています。
 
入試対策としては、大学入試では英文の細かなニュアンスの差を問う出題は無いのが通常なので、中学英文法のような不正確な部分が残っていても問題ないし、むしろ入試に出る分野に専念できるので入試対策としては市販の多くの高校英文法の参考書は合理的です。
 
ですが、もし本格的に英語を学ぶなら、高校英語の英文法には、実は上記のような少々の間違いがある事を、把握している必要があります。裏を返して言うなら、大学生向けの文法参考書の需要は、正確な英語の知識を確認するために、需要が少ないながらも確実に残り続けることになります。
 
 
さて、単語集では基礎レベルの単語集の前半が、中学英語の復習を兼ねているように、実は高校英文法の参考書も、少なくない割と多くの部分が中学の復習や、中学で習った分類など理解の再構成を兼ねています。
 
 
単語集ほどではありませんが、高校の文法参考書でも、あまり序盤にある中学文法の復習の部分には、高校でも深入りする必要がないことが、上述の考察・市場調査などから分かります。
 
また、このことに気づけば、つまり単語以外の知識で、一部の参考書にしか紹介されていない細かい文法の理論的な知識は、入試対策としては覚える必要が低いことが導かれます。単語集だと、細かい発展的な単語も入試に出ますが、しかし文法書については事情が違います。高校英文法には、深入りせずに、広く浅く学ぶのが安全でしょう。
 
文法参考書に書いてある知識がそもそも初学者の理解しやすさを重視したためのウソ知識なのですから、むしろ、けっして鵜吞みにして深入りしてはイケナイのです。
 
物理学の教育でも、相対性理論や量子力学など20世紀の新しい物理学によってそれ以前の時代の物理学(古典物理学、ニュートン物理学)が破綻したことを無視して、高校物理では、古典物理学を基礎だとして教えます。
 
高校英語の文法まわりの事情も、それと同じです。教育における理論とは、こういうものなのです。けっして、絶対の真実ではなく、理解しやすさを重視した、必要最低限のウソが教科書・参考書にもあります。
 
もしいきなり例外ばかりを学校で教えてしまって生徒が理解できなければ本末転倒なので、小中高では理解を優先するための最低限のウソなら許されるのです。
 
=== 細かなニュアンスの違いは覚えなくて良い ===