「高等学校 生物基礎/生物共通の単位(細胞)」の版間の差分

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{{コラム|核の働きを調べる実験|
アメーバを核を含む部分と核を含まない部分とに切り分けると、核を含む部分は生き続けて増殖しますが、アメーバは切り分けたその部分に核がなかったらやがて死んでしまいます。このように核は細胞の生存と増殖に必要です。核の性質を確かめる実験として、カサノリの接木実験が行われることがあります<ref>鈴木恵子 (2005) 
 
「図解入門 よくわかる高校生物の基本と仕組み」([[秀和システム]])p.12</ref>。
カサノリは、単細胞生物ですが、複雑な形態をもっています。そのため、[[細胞生物学]]や形態形成の研究において、モデル生物として利用されます。<ref>{{cite journal
|last=Mandoli
|first=DF
|year=1998
|title=Elaboration of Body Plan and Phase Change during Development of Acetabularia: How Is the Complex Architecture of a Giant Unicell Built?
|journal=Annual Review of Plant Physiology and Plant Molecular Biology
|volume=49
|pages=173&ndash;198
|pmid=15012232
|doi=10.1146/annurev.arplant.49.1.173
}}</ref>。カサノリは核が仮根にあり、傘や柄を切除しても仮根から再び植物体を再生させることが出来るため、形態形成の実験に用いるにも都合がいいとされています<ref name="good100">グッドウィン(1998)p.100</ref>。
カサノリの接木実験から、カサノリの核にはかさの形を決めるはたらきがあることがわかります。
}}
=== ミトコンドリア ===