「高等学校理科 生物基礎/免疫」の版間の差分
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いっぽう、KHCクラスIIは、マクロファージ や 樹状細胞 や B細胞 や 胸腺上皮細胞 などに存在している。どうやらMHCクラスIIは、主に抗原提示細胞に存在していると思われている(と、どこかの検定教科書が言っているらしい)。
:(※ 範囲外 :)なお、なぜ、このようにMHCによる免疫の機構がクラスIとクラスIIに分かれているかというと、一説だが、たとえばマクロファージなどの食細胞は病原体も食べて病原体を分解してペプチド化してT細胞にペプチド断片を提示するのだが、もし(背理法の論法だが)ナイーブT細胞がマクロファージの食べた病原体の残骸をみてマクロファージを「こいつは病原体に感染した細胞だな。なので殺そう。」と誤って認識してしまいナイーブT細胞がキラーT細胞に変化してしまうと、(現実には起きないが、背理法的に)マクロファージがどんどん殺されてしまい、自然免疫を成さなくなって不合理だから・・・、なので不合理を避けるために、マクロファージなど食細胞はナイーブT細胞を活性化し
:B細胞のMHCが(マクロファージと同様に)クラスIIなのも、おそらく上述のマクロファージや樹状細胞の理屈と関係があるのだろう、・・・という学説がある。
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