「小学校社会/6学年/歴史編/国際社会に進み出す日本-明治末期から大正時代」の版間の差分

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:[[File:World 1898 empires colonies territory.png|thumb|650px|1898年の世界<br>国旗は上から、イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、ドイツ、トルコ、ベルギー、ロシア、日本、清、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、アメリカ、イタリアの順です。]]
:18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパや北アメリカを中心に[[小学校社会/6学年/歴史編/明治維新と近代国家日本の成立-幕末・明治時代#世界の変化1_-_産業革命|'''産業革命'''が起こって経済を工業が大きく動かす社会になりました]]。また、[[#世界の変化2_-_市民革命|欧米の'''市民革命'''をきっかけに経済力を持った市民が国の政治に参加するようになり、国民全員が国の活動に参加する'''国民国家'''が誕生しました]]。日本も、[[小学校社会/6学年/歴史編/明治維新と近代国家日本の成立-幕末・明治時代#明治維新と武士の社会の終わり|明治維新で一つの国民国家になり、富国強兵・殖産興業をスローガンとして、国内経済の近代工業化を進めました]]。
:一方、国民国家をつくりあげ、産業革命で大きな経済力を得た欧米の各国(ここでは、<span id="先進国"/>『{{ruby|先進国|せんしんこく}}』と呼んでおきましょう。)は、[[小学校社会/6学年/歴史編/明治維新と近代国家日本の成立-幕末・明治時代#帝国主義|各国の工業製品の材料と{{ruby|市場|しじょう}}を求め、アフリカやアジアの、まだ、国民国家としてまとまっていない国や地域に進出し、ほとんどの地域を植民地にしていました]]。
 
==== ナショナリズム(民族運動) ====
:近代的な工業は、先進国を中心に進みましたが、やがて、製品を各地に売るため、また、原材料を輸送するため鉄道が各地に伸びて、近代社会は世界各地に広がり人々の生活を変えていきました。植民地となった地域でも近代的な教育が行われ、自由や平等といった人権の考え方が普及します。また、新聞などの出版物により人々のさまざまな考えが、広く伝わるようになります。