「高校化学 天然高分子化合物」の版間の差分

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Nermer314 (トーク | 投稿記録)
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== 酵素 ==
ある種のタンパク質には触媒の働きを持つものがある。この触媒として機能するタンパク質を'''酵素'''(enzyme)という。酵素は、無機触媒や金属触媒とは、ことなる性質をもつ。酵素は、ある特定の物質にしか作用しない。これを'''基質特異性'''(substrate specificity)という。そして酵素が作用する物質および分子構造を'''基質'''(substrate)という。
 
酵素には、基質と立体的にむすびつく'''活性部位'''(active site)があるため、このような反応が起こる。活性部位のことを、'''活性中心'''(active center)ともいう。
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=== 最適温度 ===
酵素の触媒作用が最も働く温度を'''最適温度'''という。酵素にもよるが、一般に、それは動物の体温にちかい、35℃から40℃といった温度である。
 
50℃以上など、これらより高温では熱変性で酵素の構造が破壊される。最適温度より低温にした場合は、低温の間は酵素としての作用が弱まるが、適温に戻すと、再び酵素としての触媒能力を取り戻す。