「高校化学 酸素を含む脂肪族化合物」の版間の差分

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=== エチレングリコール ===
[[File:Glikol.svg|100px|thumb|エチレングリコール]]
'''エチレングリコール'''(1,2エタンジオール)は、2価アルコールであり、無色で粘性が高い、不揮発性の液体である。水とは任意の割合で溶け合う混和する
 
自動車のラジエーターの不凍液として用いられる。また、合成繊維や合成樹脂の原料としてもエチレングリコールは用いられる。
 
エチレングリコールには甘味があるが、毒性がある。
:(※範囲外) 不凍液として用いられる場合、誤飲を防ぐために着色されている(緑色などに着色されている)。(※ 第一学習社の教科書で、不凍液の着色について紹介している。)
:ウィキペディア日本語版によると、エチレングリコールそのものの色は無色透明。また、エチレングリコールには毒性があるとのこと。
 
ペットボトルの材質ポリエチレンテレフタラートをつくるための原料にも、エチレングリコールは使われている。(※ くわしくは化学IIで習う。)
 
エチレングリコールには甘味があるが(※ 文英堂シグマベストで教えている)、しかし毒性があるので、けっして飲んだりしてはいけない。
 
:※ エチレングリコールがヒドロキシル基をもつことと、水に溶けることを関連づけて覚えよう(参考書などで、そういう説明をしている)。検定教科書では慎重性を期して、そういう理屈付けはしてないが、覚えやすいので、関連づけよう。
 
 
* 範囲外: エチレングリコールの製法
:(※ いちおう第一学習社の教科書に書いてあるが、ほとんどの教科書・参考書で触れられておらず、事実上の高校範囲外。)
 
[[File:Ethylenoxide-2.svg|thumb|エチレンオキシド]]
エチレンを(ある触媒のもと)酸素と反応させ、「エチレンオキシド」という物質をつくる。(カッコ内「ある触媒のもと」は、検定教科書にない説明。wikibooksによる追記。)(※ 範囲外: なお、エチレンオキシドは沸点が約10℃なので、常温では気体になりやすい。医学で滅菌用のガスとしてもエチレンオキシドは使われる。(ここまで範囲外)
 
そして、そのエチレンオキシドを(酸によって)加水分解させ、エチレングリコールをつくれる。(カッコ内「酸によって」は、検定教科書にない説明。wikibooksによる追記。)
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<chem>R-ONa + R'X -> R-O-R' + NaX</chem>
 
 
== カルボニル化合物 ==