「学習方法/高校政治経済」の版間の差分

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椎楽 (トーク | 投稿記録)
修正開始。あまりにも滅茶苦茶すぎる。
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構成変更。学習方法なのに学習方法が後回しはおかしい。入試情報は後の方が適切と考えられる。
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=== 基礎学習 ===
高校の公民の学習は基本的に中学までの社会科と同じです。まずは、用語のチェックと暗記を進めましょう。一問一答式の問題集を使うといいでしょう。単純な用語チェックならば、『山川 一問一答政治・経済』(山川出版社)がよいでしょう。もう少し実践的なものを求めているなら『政治経済一問一答』(東進ブックス)をお勧めします。
 
また、普段の学校での定期試験対策ならば、これに学校のプリントを活用していきましょう。
== 国公立大の入試傾向 ==
=== 入試対策 ===
=== 国公立大の大学入学共通テストでは公民は「倫理・政治経済」でないと受験できない場合がある ===
==== 共通テスト対策 ====
大学入学共通テストの過去問を見ると、「価格の弾力性(2017年センター試験「政治・経済」本試験)」「ロバート・ダールのポリアーキー論(2021年共通テスト「政治・経済」本試験)」などのように、大学レベルの経済学・政治学の用語が設問文中に登場しています。こういう分野は、検定教科書では、紹介してない場合もあります。だからといって、大学の「政治学」「経済学」のテキストや大学生向け就職対策本を使う必要はありません。共通テストでは、そうした問いは誘導があります(消去法で解ける・明らかにおかしな表現が混じっている・図で直観的に解けるなど)。
 
そのため、まずは基礎的な用語の暗記と理解を優先しましょう。
 
その上で、テクニックで解くために過去問演習を進めるようにしましょう。
 
==== 私立大学対策 ====
==== 論述対策 ====
 
== 入試傾向 ==
=== 国公立大の入試傾向 ===
==== 国公立大の大学入学共通テストでは公民は「倫理・政治経済」でないと受験できない場合がある ====
大学入学共通テストでは、地歴公民のうち2科目がよく要求される場合があります。このうち、共通テストで公民科目を選択する場合は『倫理・政治経済』という科目が、国立大ではよく要求されます<ref>おそらく、高校での単位数の問題もあり、4単位科目の『世界史』などと2単位科目の『政治経済』『倫理』とのバランスをとるため、大学入学共通テストでは、このようになっていると思われます。</ref>。
 
なお、共通テスト公民科目で「現代社会<ref>2024年度より「公共」。「現代社会」も移行措置として2年続きます。</ref>」が選択できるかは、大学によります。傾向として、旧帝大や一橋大学などのいわゆる難関大では「現代社会」受験を認めてない場合もあります。たとえ理系学部の受験でも、共通テストで倫理・政治経済が要求されている場合がありますので、履修計画を建てる際は、気をつけてください<ref>理系学部の場合「地歴・公民」で1科目なので、「倫理・政治経済」を履修していなければ「地理B」「日本史B」「世界史B」からの選択となります。</ref>
 
==== 国立二次試験では、経済学部でも政治経済を使わない ====
多くの国公立大の二次試験では、受験科目は国語と英語の2教科です。例外として、教員養成系の大学などで、国・英に加えて地歴公民を要求する場合もあります(数学選択の場合もあり)。たとえ経済学部や商学部でも、二次試験で『政治経済』を要求されません<ref>かつては一橋大学が「政治経済」を選択可能な受験科目の一つとしていましたが、現在は他の大学同様「地歴」のみとなりました。</ref>。
 
そのため、国公立大学受験生の場合、「政治経済」は共通テストまでの学習と思っていいでしょう。ただ、公立大学によくみられる総合選抜で「政治経済」の知識があれば少し有利になるかもしれません
 
=== 私立大学の傾向 ===
私立大学文系学部では「政治経済」を選択可能な受験科目の一つとしていることが多いです。
 
一方で、私立大学に特有の「地歴・公民」に異様な知識量を求める傾向もあります。
 
== 勉強法関連科目 ==
政治体制については「歴史総合」および「世界史探究(旧・世界史B)」の近代以降の歴史が大きく関わってきます。特に市民革命以降のヨーロッパ史やアメリカ史はよくチェックしておきましょう。理解が深まりますし、大学以降で学ぶ政治史や政治思想、政治理論を深く知るのに必要です。
=== 基礎学習 ===
 
経済分野では中学数学程度の計算を求められます。文系私立大学コースだと高校で数学はほとんどやらなくなるかもしれませんが、一次方程式や一次関数は復習しておいた方がいいでしょう。なお、主流の経済学(近代経済学)は数学を駆使しますので、もし経済学部への進学を考えているのでしたら最低でも文系数学(数学I・II・A・B)はしっかりと勉強しておきましょう。
=== 入試対策 ===
==== 共通テスト対策 ====
大学入学共通テストの過去問を見ると、「価格の弾力性(2017年センター試験「政治・経済」本試験)」「ロバート・ダールのポリアーキー論(2021年共通テスト「政治・経済」本試験)」などのように、大学レベルの経済学・政治学の用語が設問文中に登場しています。こういう分野は、検定教科書では、紹介してない場合もあります。だからといって、大学の「政治学」「経済学」のテキストや大学生向け就職対策本を使う必要はありません。共通テストでは、そうした問いは誘導があります(消去法で解ける・明らかにおかしな表現が混じっている・図で直観的に解けるなど)。
 
そのため、まずは基礎的な用語の暗記と理解を優先しましょう。
 
その上で、テクニックで解くために過去問演習を進めるようにしましょう。
 
==== 私立大学対策 ====
 
== 以下未整理 ==
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たとえば憲法の各条文の解釈や、あるいは経済問題の解釈などで、その分野の学会の通説なども、よく入試で問われます。大学入学共通テストでも、そういう出題があります。これは、検定教科書には客観性を重視して通説が書いてない場合があるので、参考書や大学入学共通テスト過去問で勉強してください。
 
 
 
=== 政経が受験科目でない場合で、大学受験をする場合 ===
参考書を何度か通読し、それが終わったら、受験科目の勉強に以降するべき。
問題集には深入りしなくて良い。経済学部などの大学入学後の授業は、高校の政治経済とは、かなり内容が違うので、あまり「政治経済」に深入りしてもメリットが無い。
 
 
=== 高校の定期テスト対策 ===
高校の定期テスト対策でも、参考書を読んで、入試基礎レベルの問題集で問題練習しておけば、定期テスト対策としては充分でしょう。
 
 
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なお、大学の法学部では、条文の言い回しや番号(「第◯◯条」とか)を覚える必要はありません。そのため、高校でも条文の言い回しや番号を覚える必要も、まずありません。なので、'''高校の『政治経済』の検定教科書の巻末に書いてある民法などの条文の抜粋は、暗記は不要です。'''
 
=== 「世界史」の中に、「政治経済」な内容も含まれる。 ===
「世界史」の入試の中でも、近現代史として、国際政治や経済に関係の深いことを教えることは可能です。
 
しかし、政治経済や現代社会など公民科目では、世界史の古代史や、日本史の古代史を教えることは、できません。
 
なので、世界史のほうが、より多くの勉強を受験生にさせやすいのです。なので、難関大学を目指す人は、入試で政治経済が必要とされない限り、なるべく世界史を学ぶべきです。
 
2科目以上の社会科を要求する場合でも、世界史と日本史の計2科目、もしくは世界史と地理の計2科目を要求する場合が多いのです。
 
また、経済学部や政治学部での入試科目でも、難関大学では、以上のような理由から、「政治経済」科目ではなく「世界史」科目を要求する場合があります。
 
== 政治経済を学ぶ意義と、意義とはちがう現実 ==
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== 関連科目 ==
高等学校の「地理」・歴史(「世界史」・「日本史」)が、「政治経済」ときわめて高い関連性を持ちます。
 
 
なので、なるべく地理・歴史も勉強しておきましょう。
== 脚注・引用 ==
<references/>
 
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