「小学校社会/6学年/歴史編/国際社会に進み出す日本-明治末期から大正時代」の版間の差分

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:日本の経済力が大きくなることにともなって、人々の暮らしもだんだん豊かなものになっていきましたが、この時期に、大きな災害に見舞われてもいます。
:まず、<span id="スペインかぜ"/>1918年(大正7年)から1920年(大正9年)にかけて世界中で流行した'''スペインかぜ'''といわれるインフルエンザの大流行です。当時は第一次世界大戦の交戦中であったため、軍人を中心に広く行き来し世界中で流行しました。全世界で30%にあたる5億人が感染し、少なくとも1700万人の死者がでたものと推定されています。日本においてもこの3年間で約40万人程度の死者が出ました<ref>最近のコロナ禍で、2020年から2022年710月現在の死者の累計数が約34万人であることと比較してみてください。当時の日本の人口は約8000万人(現在の2/3程度)です。また、現在ほど高齢化が進んでいないため、死者に多くの若い世代の人たちが含まれていました。</ref>。
:もう一つは、<span id="関東大震災"/>1923年(大正12年)9月1日、南関東一円を襲った'''関東大震災'''です。マグニチュード7.9〜8.3と推定される大地震<ref>1000年に1度と言われる2011年東日本大震災のマグニチュードは9.0で特別ですが、1995年阪神淡路大地震のマグニチュードは7.3くらいです。</ref>で、約1万人が倒れた建物の下敷きになって亡くなり、約9万人が、地震ののちに発生した火災で亡くなりました。