「高校化学 天然高分子化合物」の版間の差分

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4 行
多数のヒドロキシ基を持つ、分子式 <chem>C_{m}(H2O){}_{n}</chem> で表される化合物を'''糖類'''(saccharides)または'''炭水化物'''(carbohydrate)という。
 
それ以上小さくなら加水分解しない最小の糖類を'''単糖'''という。単糖2分子が脱水縮合した糖類を'''二糖(disaccharide)'''、単糖2~10分子程度が脱水縮合した糖類をオリゴ糖、多数の単糖が脱水縮合した糖類を'''多糖(polysaccharide)'''という。
 
水溶液中で鎖式構造がホコースのようなアデヒド基をもつ糖を'''アルドース'''(aldose)、ケトン基をもつ糖を'''ケトース'''という。
 
主な単糖として、グルコース、フルクトース、ガラクトース。
24 行
グルコースは甘味をもち、また、水によく溶ける。水溶液中のグルコースは、一部のグルコースの環構造が開き鎖式構造に変わる。ホルミル基を持ち、還元性を示す。従って、銀鏡反応やフェーリング反応を示す。
 
グルコースは三種類あり、'''αグース'''と'''鎖式グルコース'''と'''βグルコース'''とがある。
 
グルコースは水溶液中で'''αグルコース'''と'''鎖式グルコース'''と'''βグルコース'''の3種類の構造がある。
αグルコースを水に溶かすと、上記のように一部が鎖式グルコースになり、さらにその一部が鎖式構造を経てβグルコースになる。最終的に3種類のグルコースのα形、鎖式、β型の混じりあった平衡状態になる。
 
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フルクトース,fructose(果糖, fruit sugar )C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>
 
フルクトースは水溶液中で、一部が鎖式フルクトースを経て、五員環フルクトース、六員環フルクトースと鎖式になる。五員環フルクトースと員環フルクトースにはα型とβ型が存在するため、フルクトースは水溶液中では5種類の構造存在する。
 
フルクトースはケトースである。
フルクトースを水に溶かすと、一部が鎖式フルクトースを経て、五員環フルクトース、六員環フルクトースになる。五員環フルクトースと六員環フルクトースにはα型とβ型が存在するため、フルクトースは水溶液中では5種類の構造が存在する。
[[ファイル:Fructose-isomers.jpg|フルクトースの平衡。左と中央2個は鎖式フルクトース。右上はα型の五員環フルクトース、右下はα型の六員環フルクトース。右の五員環と六員環のフルクトースの一位のOHが上にあるβ型フルクトースも合わせると水溶液中のフルクトースは5種類が存在する。|代替文=フルクトースの平衡|中央|フレーム]]
鎖状構造のフルクトースにはホルミル基は無いが、一部が異性化し、ホルミル基を持つので還元性を示す。