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Nermer314 (トーク | 投稿記録)
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海外プラットフォームで販売・配布したい場合、「ポリティカル・コレクトネス」(政治的な正しさ)といわれる、海外の公序良俗の基準に配慮する必要があります<ref>『ゲーム作りの発想法と企画書のつくりかた』、P.235</ref>。
 
 
ポリコレ修正的な例として古い例ですが、ドラクエシリーズのファミコンあたりの時代の海外輸出に当たって、教会の描写を修正する羽目になったという例が伝えられています(岡田斗司夫のYouTube放送でも指摘されています)。ドラクエの教会では、神父さんもシスターさんも同じ建物で仕事していますが、しかしこれは本来、キリスト教では、ありえないことです。なぜなら厳格なキリスト教では妻帯・結婚を禁じているので、男女は同じ職場では働きません。
 
当初、ドラクエ開発者は「ドラクエの教会の描写はキリスト教ではなくドラクエ作品内の独自の宗教」という言い訳をしようとしましたが、しかし教会の裏にある墓地が十字架のマークでしたので、「十字架はイエスの磔(はりつけ)のマークでありキリスト教のシンボルマークだ。十字架の墓標がキリスト教ではないという言い訳は通用しない」と指摘さて、輸出先国の協力者にそう指摘され、その言い訳も通りませんでした。
 
結局、日本のドラクエ開発者たちは輸出にあたり墓地か教会内の人物のどちらかを直す羽目になったそうです。
 
 
岡田の放送ではなくまたマンガ業界の例ですが、マンガ「ダイの大冒険」というドラクエ世界観のマンガ電子書籍版と2022年版アニメで、六芒星(ろくぼうせい)の魔方陣で魔物を召喚使用とする描写が修正されています。直接的な理由は公表されていないものの、六芒星はイスラエルのシンボルマークだからなどの理由がネットではよく指摘されます。
 
 
欧米の判断基準が、アジア諸国やアフリカの生活習俗に合致しない場合も多いのですが、欧米のIT大企業はその欧米基準での規制が政治的に正しいと考えているでしょう。「日本では、少し考え方が違う」と言っても、通用せず規制される場合も多い。