「中学数学1年 平面図形」の版間の差分

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:※ 2本の直線が交わるとき、交点のまわりに4つの角ができている。4つの角のうち、正反対に向いた2角の組を「対頂角」と呼ぶ。対頂角は、互いに等しい大きさを持っている。交点のまわりにできる4つの角は、2組の対頂角から成り、一方の組が鋭角であれば、他の1組は鈍角になっている。る。また、4つの角のうち、1辺を共有する 2角の組を「補角」と呼ぶ。補角を成す2角の和は、平角180°に等しい。交点のまわりにできる4つの角から、4組の補角の組ができる。
:※ 検定教科書によって、「対頂角」を"向かい合う角"と表現しているものがあるが、理解に苦しむところである。また、2本の線分でも、一方の端点を共有していれば、他方の向きにそれぞれ延長して半直線を成すことで、角を考えて良い。
 
角を文字で表す場合は、記号''' <math>\angle</math> '''を用いて、∠の記号のあと、2本の辺の向きで頂点を挟んだ 3文字を並べて表すことにする。例えば右図の角は、<math>\angle \mathrm{ABC}</math> だとか <math>\angle \mathrm{CBA}</math>
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角の辺が 2本の半直線や線分からできているときに限って、頂点を表す文字だけで表すことができる。さきほどの図形の場合なら、角 <math>\mathrm{ABC}</math> は、単に <math>\angle \mathrm{B}</math> と表してよい。この方法は、複数の角が共通の頂点をもつ場合には使えない。複雑になるようなら、アルファベットの小文字を使って ∠ <math>b</math> と定義することもできる。
いずれの場合でも、 <math>\angle</math> の記号は必要。さらに、小文字のギリシャ文字で角やその大きさを指して定義することも広く行われている。この場合、<math>\angle</math> の記号は省略される。
 
2直線の交わり方によって、交点のまわりにできる4つの角が、全て同じ大きさをもつ場合がある。このとき、各々の角の大きさは90°に等しい。このとき、2直線は互いに'''直交する'''といい、2直線は'''垂直'''(すいちょく)であるという。