「中学数学1年 平面図形」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
284 行
対称移動によって点 <math>\mathrm{P}</math> が点 <math>\mathrm{Q}</math> に移動するとき、軸は線分 <math>\mathrm{PQ}</math> の垂直二等分線になっている。
 
=== 移動の経路 ===
平行移動は、移動の向きを固定したまま、徐々に移動の距離を伸ばしてやることで、結果として、点の構成する図形全体が形を保存したまま、平面上を進んで行く様子を考えることができる。回転移動についても同様に、平面上に直線を定め、全ての点が移動の中心からの半径を保ったまま、徐々に回転角を変化させることで、点が形づくる図形が形を変えずに、中心を回り込んで行く様が想像できる。このように移動途中で点の移動する量の変化にともなって、図形全体が形を保ったまま動いて行く様子を、図形が平面を掃く、と表現する。
 
対称移動に関しては、移動の途中、半分の時点で点がすべて軸に張り付いてしまい、図形の形が保存されないため、図形が平面を掃く様子を考えることはない。検定教科書によっては、平面上から飛び出して、軸を折り目にして図形の位置を折り返す、と説明したものもあり、なおさら、図形が平面上を掃く状態は考えられない。
 
[[Image:SymétrieGlisseeL.svg|thumb|upright=0.8|center|対称移動と平行移動の組合わせ]]