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地球上の各国家にはたいていは、憲法というものがある。唯一、正しい憲法が世界的に共通で定められてというわけではない。正しい憲法というより、国民の選択、為政者が決めたものに過ぎない。正しい憲法など、元々、存在はせず、かりのものである。別にそれが神聖なものだとかいうように信仰的になることはないものである。神聖とか正しいものだとか思うのは勝手だが、過去の歴史を見ると、思い込んだ(された)国民は後で戦死、非戦闘員の死亡などの馬鹿をみ
憲法は、現代日本では英語の“Constitution”の訳語とされている。“'''constitution'''”とは、辞書を繰ると「構成、構造、組織」とあるのが普通だ。「体質、体格、気質」というのもある。そして法や政治の文脈で使われると「国制、憲法」ということになる。<br>
'''国制'''、とは聞き慣れない方も多いだろうが要するに「国の制度」である。法学、政治学の世界では細かい制度はあまり考慮せず、国の姿を大きく規定するような制度のみを「国制」として考えている。だがその境界線は、どこにあるのだろう。ハッキリとした答はない。だから国制として考える範囲は、国によっても、論者によってもいろいろである。だがまあ、国の構造として例えば自動車の左側通行などはあまり大きな意味はなさそうだ。日本の場合、自動車など殆ど無かった時代に人と車を単純に左右に分ける、という発想で成立しただけらしい。だから国制を考える際に、いちいち道路交通の諸制度は論じないのである。<br>
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