「デコヒーレンスの本」の版間の差分

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正確な記述というよりは、書き手のそれぞれがどのように考えているか、という事がわかるように書ければ面白いと思います。
 
''古典力学''
 古典力学における最高位の原理である「最小作用原理」は、量子力学において経路積分の考え方を用いて理解される。経路積分の考え方では、物体が点Aから点Bまで運動する場合、可能な運動経路は無数に存在するが、それぞれの経路の波動関数が打ち消しあうなどして、結局は、古典的に実現可能な経路の確率が最大となる。別の言い方をすれば、経路積分における波動関数の位相の振舞いはそのプロパゲータ-の指数部に含まれる「作用」の振舞いに支配されるが、その作用が物体の様々なパラメーター(位置、速度)の変化に対して最も鈍い点(停留点、鞍点)が古典的経路となる。
 最小作用原理から導出される、オイラー・ラグランジュ方程式やハミルトンの正準方程式、ニュートン方程式は、保存力(ポテンシャルで記述される力)のみ含む場合、リュ-ビルの定理を満たす。これは位相空間における確率の保存を意味する。原理的には全ての非保存力も微細に見れば保存力で記述されるべきならば、古典力学の基礎方程式は確率の保存を要請していると期待される。
 
''量子力学''
 量子力学も確率の保存を満たしている。
 
''排反事象''
 お互いに排反である事象A,Bの起こる確率に対して、単純な和の法則が成り立つ。
 
''この項は書きかけです。''