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2008年1月28日 (月) 17:19時点における版
フレームとは、複数のページを分割した画面にそれぞれ表示する機能です。従来までは頻繁に使われてきましたが、最近ではCSSを利用してメニュー欄などまとめて移動するタイプが増えています。このWikibooksもその例です。そのため、フレームが使われることは最近ではかなり少なくなりましたが、HTML初心者がフレーム作成に取り組むことは、HTMLの理解の手助けとなるはずです。
作成方法
フレームには、最低3つのファイルが必要です。
- フレームの構成を行うファイル。
- フレームに表示するファイル一つめ。
- フレームに表示するファイル二つめ。
一つめのファイルによって分割の縦横とサイズを設定し、参照者にはこのファイルを参照させます。二つめ、三つめ以降は、メニューやメインコンテンツ表示に利用されます。「フレームに表示するファイル」についての作り方は、別の章を参照してください。ここでは一つめのファイルの作り方を説明します。
基本の型
<HTML> <HEAD> <TITLE>フレーム</TITLE> </HEAD> <FRAMESET cols="200,*"> <FRAME src="menu.html" name="left"> <FRAME src="main.html" name="right"> </FRAMESET> <NOFRAME> このブラウザはフレームに対応していません。フレームに対応したブラウザを使用してください。 </NOFRAME> </HTML>
このファイルはコンテンツ自体を持たないため、BODYタグは使いません。(厳密には使ってはいけません。)
- まずFRAMESETタグによって、フレームを作成することを宣言します。
- この構成要素のcolsとは左右の分割比のことで、この場合200ピクセルを左ページにとり、残りを右ページに取ります。
- 分割比の取り方は、20%,*とした場合、画面の20%を左ページに取り、残りを右ページに取ります。3つ組み合わせて20%,*,5%とすることもできます。
- 上下分割の場合はcolsではなくrowsです。FRAMESETをうまく組み合わせることで、上下左右を織り交ぜた複雑な構成もできます。
- FRAMEタグで各フレームに表示するHTMLファイルを指定します。
- 構成要素srcにファイル名を入力します。
- 構成要素nameはフレームに名前を付けるもので、記述は任意です。aタグでリンクを張る際に表示先のフレームを指定する際に使用します。詳しくはHTML/ハイパーリンク#リンクターゲットに説明されています。
- それぞれFRAMEを指定したら、FRAMESETタグを終了します。
- NOFRAMEタグはフレームに対応していないブラウザで参照した場合に表示される内容です。記述は任意ですが、これを付け加えると丁寧です。