「古典力学」の版間の差分

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気体や液体のように決まった形を持たず、流れる物体を流体という。流体については古典力学ではなく[[流体力学]]で扱う。
 
==力学における物理量==
力学における基本的な物理量は変位r、時間t、質量mの3つであり、他の物理量はこの3つから導くことができる。
 
力学のうち運動学は三次元のユークリッド幾何学に時間tを加えたものと考えることができる。
 
質量は物体が持つ正の定数であり、慣性質量と重力質量に分けられる。慣性質量は運動方程式<math>F=ma</math>における質量であり、力に対する速度の変化のしにくさを表す。重力質量は万有引力の法則<math>F=\frac{mM}{r^2}における質量であり、力を発生させる能力の大きさを表す。つまりクーロンの法則<math>F=\frac{qQ}{r^2}</math>における電荷qと同様の働きを持つ。
 
変位rを時間tで微分したものを速度vという。<math>v=\frac{dr}{dt}</math>
 
速度vを時間tで微分したものを加速度aという。<math>a=\frac{dv}{dt}=\frac{d^2r}{dt^2}</math>
 
加速度aを時間tで微分したものをジャークjという。<math>j=\frac{da}{dt}=\frac{d^2v}{dt^2}=\frac{d^3r}{dt^3}</math>
 
==運動の三法則==