「初等数学」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
方程式の執筆 |
方程式の執筆 |
||
91 行
分母に未知数がきているものは扱いにくいことが多いので、両辺に適当な数(文字)を掛け、分母から未知数を払う。<br>
<メモ:絶対値を含む方程式>
これで1元1次方程式の解説を終了する。<br>
102 ⟶ 104行目:
====2元1次方程式====
2元1次方程式とは、未知数が2つで、その次数が1であるような方程式である。<br>
例:3x+2y=5,
三つ目の例も複雑だが、よく見ると、文字は2つで(aとb)次数も1なので、2元1次方程式である。<br>
たとえば、ひとつ目の3x+2y=5を満たすxとyの値を考える。<br>
すぐに見つかるのは、x=1とy=1である。しかし、この方程式を満たすのはx=1とy=1だけではない。<br>
<math>\left\{ \begin{matrix} 30x+50y=290 \\ x+y=7 \end{matrix}\right.</math>▼
他にも、x=5とy=-5の時も確かに方程式を満たす。また、x=0とy=<math>{5 \over 2}</math>なども方程式を満たす。<br>
実を言うと、この方程式を満たすxとyの値は無数に存在する。<br>
なので、もうひとつ、例の方程式を追加し、それを満たすxとyの値を調べてみる。<br>
▲<math>\left\{ \begin{matrix}
この例から予想できるように、未知数が2つの2元1次方程式がひとつだけ与えられた場合、それの解は無数に存在するが、2つの2元1次方程式が2つ与えられた時、解はただひとつに定まる(一部例外もある)。<br>
また、一般に未知数がn個の方程式がn個与えられた時は、解はただ1つに定まる(一部例外もあるが)。<br>
|