「理科総合B 地学分野」の版間の差分

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===太陽からの放射===
太陽とは、半径696000kmの恒星の一種である。中心は非常に高圧で、水素原子核がヘリウム原子核に変化する'''核融合反応'''を起こしている。表面温度は6000K程度である。太陽から出てくる放射エネルギーは、可視光線(波長0.4〜0.7マイクロメートルの電磁波)が中心で、紫外線、赤外線もそれなりにあり、わずかだがX線、マイクロ波なども混ざっている。地球が受ける太陽放射のエネルギーを日射という。大気圏上面で太陽に直角な1平方メートルの面が単位時間に受ける日射量(直達日射量という)を'''太陽定数'''という。その値は、''1.4kW/1平方メートル''である。その半分は、大気中で吸収されたり反射したりする。地球全体が受ける日射量をEとすると、Eは、太陽定数×地球の断面積(4πr^2)である(地球の半径を''r''、円周率を''π''とした)。具体的には、E=1.77×10^14kWである。
 
===地球放射と温室効果===