「高等学校古文/漢文とは何か、漢文をどうして学ぶのか」の版間の差分

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内容を構成や展開にそくしてとらえる。その方法は、語句の意味や句形につうじて、それにより目にしている文章の全体を見渡たせるようになることである。漢文を、日本語の文章と同じような感覚で、すらすらよめる、そういう状態を想像し、勉強をする。
 
また構成や展開にそくしてとらえる、というのは、目にしている文章のあるフレーズについて、そのようにする、ということである。それは、あるではとしてつぎのようなことになである。目にしているフレーズ内の語句が、同じ文章内のべつの箇所にもでていないかをさがし、べつの箇所での、その語の用法をみる。つまりその語がどういうほかの事物とイメージ的に結び付けられているかをみる。そしてその〈用法〉を、もとの目にしていたフレーズにあるその語句に代入して読む。
 
このような、他の箇所での用法をみてそれを代入して読む、というやりかたが客観的な漢文の読解法になる。
 
===4優れた表現の理解===
表現の特色を理解し、優れた表現に親しむ。自分が好きであると感じる文章を読むのが、ひとつのいい方法である。漢文の文章手に入れるには、岩波文庫が手頃である。漢詩、論語、荘子、歴史書、仏典などさまざまなものが手に入る。ウェブ上でも、中国の古典なら[http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/txthuangye/home.html 電脳瓦崗寨 電子文献黄頁]や[http://www.let.osaka-u.ac.jp/chutetsu/lunwen/etxt_lst/index.html 電子テキスト類目]、仏典なら[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT 大蔵経テキストデータベース]で漢文を入手できる。
 
===5日本文化と中国文化の関係===
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