「高校化学 水銀とカドミウム」の版間の差分

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高等学校化学I/金属元素の単体と化合物 2009年5月9日 (土) 15:35(UTC) より分割。執筆者: Ninomy のみ
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2009年6月18日 (木) 02:57時点における版

金属元素 アルカリ金属元素 2族元素 典型金属 遷移金属

カドミウム・水銀

 
水銀

カドミウム(Cd)は工業的に重要な金属元素である。ニッケルとともにニッケル-カドミウム電池として用いられたり、黄色の化合物を作ることから黄色絵の具の顔料としても用いられる。

カドミウムイオンは硫化物イオンと結合して黄色の沈殿を生じる。

Cd2+ + S2- → CdS↓

水銀(Hg)は常温常圧下で唯一液体として存在する金属である。水銀イオンは硫化物イオンと結合して黒色の沈殿を生じる。

Hg2+ + S2- → HgS↓

カドミウムや水銀などの重金属類は、工業でよく用いられるが、しばしば公害を引き起こした。たとえば水銀の化合物は水俣病の原因物質であり、カドミウムはイタイイタイ病の原因物質である。