「高等学校古文/漢詩/春望」の版間の差分

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*春の眺め
*国家は(戦乱で)ぼろぼろになったが、山河は(昔からの姿で、変わらずに)ある。
**この戦乱は、[[w:安史の乱|安史の乱]](755年~763年)。この詩の成立は575757年頃、一度奪われた長安城を回復した当時のものとされる。「やぶれる」は「敗れる」ではなく、「あれはてる」こと。
*城内には春が来て、草木が青く茂っている。
**城と言うとき、日本の「しろ」を想像すると誤る。中国の城は、「[[w:万里の長城|万里の長城]]」で想起されるような城壁で囲まれた都市である。そこは、庶民も生活し農耕も行われていた訳であるが、戦乱により住民が逃げ(又は殺され)、農地などに草が生い茂っている様である。