「ニホンイシガメの飼育法」の版間の差分

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===水槽飼育1===
ニホンイシガメを室内で、水槽飼育するための設備を紹介します。ここでは、ろ過を積極的に行い、照明を与えることによって、ほぼメンテナンスを行わなくていいような環境作りを目指します。まず留意することはイシガメは皮膚病にかかりやすいという事実です。皮膚病は水カビ病といわれ、別名でイシガメ病と呼ばれるくらいイシガメに多い病気です。悪化すれば死に至ることもしばしばです。対策は水深を浅くすることです。水量はイシガメが水を飲める程度、言い換えれば手足がつかる程度で十分なのです。そして水場以上に陸場を大きく取ります。イシガメはもともと陸生が強い生き物なので、甲羅が隠れるほど水をいれなくてもクサガメのように甲羅が曲がることはありません。逆に水深を深くしすぎて1日中水につけっぱなしにするとあっという間に水カビが生えます。特にベビーに顕著です。「イシガメを飼う時には水深を浅くして陸場を多くする」。これを心がけましょう
 
====水槽====
ニホンイシガメは、ベビーサイズから甲長10cm程度までは1年以内に成長します。最終的にメスの場合で20cm強、オスの場合で15cm程度になることから、成長にあわせて水槽サイズを大きくする必要があります。また、水槽を大きめにして水量を増やすことで、水の汚れるスピードをゆるやかにすることができます。10cm以上のニホンイシガメを1匹飼うという前提ならば、最低でも60x30x36cm(60cm水槽として販売されている)を用意しましょう。大きなサイズになると、60x45x45cmないしは90x45x45cmの水槽を用意してもそれほど大きすぎると感じることはないでしょう。