「GNOMEフレームワーク」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
M X Window"s" Systemの誤記を修正。正しくはX Window System
30 行
一方、壁紙を提供する機能は単に画像を配置する機能であり、画像を提供する機能がライブラリにより提供されているなら比較的単純なプログラムとなります。
 
最後に、metacityは[[w:ウィンドウマネージャ]]であり、上の図ではそれぞれのウィンドウの上に貼り付いており、最大化や最小化のためのボタンを提供している部分を与えるプログラムです。これは[[w:windows]]や[[w:Mac]]では変更できない部分ですが、Unix上でGUIを提供する[[X WindowsWindow System]]では変更可能です。例えば、上の図中の環境でもmetacityを終了し、別のウィンドウマネージャを起動することで上に貼り付いている部分を付け変えることができます。
 
ウィンドウマネージャはGNOMEの機能というよりXの機能であり、古くから利用されているアプリケーションです。しかし、最近に至っても[[w:compiz]]や[[w:en:beryl]]などの先進的なウィンドウマネージャが提供されています。これらはXを拡張してウィンドウの透明化や3Dの表現などの機能を付け加えています。
49 行
gnome-panelが常に動いていることから、このプロセスをGNOMEデスクトップから離れて、個別に起動することはできないように見えます。しかし、実際にはgnome-panelはデスクトップを構成していると同時に1つのgtk+を用いたGUIアプリケーションでもあります。そのため、gtk+が利用できる環境なら、gnome-panelはGNOME全体を動かすこと無く個別に起動することができます。
 
Linux上でgtk+を用いるアプリケーションを動かすには、[[X WindowsWindow System]]を動かす必要があります。通常GNOMEデスクトップはX上で動くので、GNOMEが動いているときにはXも動いています。ここでは実験のために一時的にGNOMEデスクトップとXを止めることにします。
 
Linuxを用いているときにこれを行うには、多くの場合システムの"ランレベル"を変える必要があります。"ランレベル"はシステムにおいてどのようなサービスを使用するかを定める値であり、通常3以下がGUIを使用しない環境であり、5がGUIを用いたデスクトップ環境を使う環境です。ここではシステムのランレベルを3にし、GUIを用いない設定を使います。Linuxとしては[[w:Fedora Core]] 5を使用しました。