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幾つか手続き呼び出しに関して気をつけておくことがあります。手続きには「手続き名」「引数の数」「引数の型」「返り値の型」などの要素を持っています。たとえば、幾つ引数をとるかは手続きごとに決められており、多すぎたり少なかったりすると実行したときに[[w:エラー]]になります。ただ、たまたま「+」は引数が幾つあってもよい手続きです。
また、手続きは引数の型が決まっています。たとえば、[[w:加算]]をする手続き「+」は文字列引数に呼び出すとエラーです。
たまたま「+」は引数の順番を変えても同じ値が返ってきますが、ほとんどの手続きは引数はその順番に意味があります。たとえば、「-」は1つ目の引数の値から2つめ以降の引数の値を減算する手続きなので、「(- 10 5)」と「(- 5 10)」の値は違います。
Schemeには予め幾つかの手続きが定義されており、ユーザは新たに手続きを定義することもできます。そのScheme処理系にどの手続きが用意されているか確かめるには、その処理系の[[w:ヘルプ]]と言語仕様を確認する必要があります。