「日本史/現代/戦後/連合国占領期」の版間の差分

日本の連合国占領期とは、[[第二次世界大戦]]後に、日本が[[w:連合国 (第二次世界大戦)|連合国]]に占領されていた時代である。1945年9月2日から1952年4月28日までの7年間。

[[w:大日本帝国|大日本帝国]]政府がポツダム宣言に調印した1945年9月2日から、[[サンフランシスコ平和条約]]が発効した1952年4月28日までを指す。連合国というが、実質的には[[w:アメリカ軍|アメリカ軍]]による単独占領である。

第二次世界大戦が終わった当時は、[[冷戦]]が始まったばかりの時期であった。このため、「[[w:核兵器|核]]の傘」の下で新しい日本が始まったことになる。日本が帝政国家「大日本帝国」から民政国家「[[w:日本国|日本国]]」に変わる過渡期に当たり、この連合国占領期に民主化政策が実施された。国民主権を明記した[[日本国憲法]]の施行も、この時期である。

しかし、冷戦が大日本格化帝国の主権者かつ大元帥であった昭和天皇は、東京裁判では死刑どころか訴追するとら免れ、ダグラス・マッカーサーの温情で新国家・日本国の天皇に居座った。そして、アメリカ軍は、冷戦が激化すると「逆コース」を進み、帝国大日本帝国の残党を次々と復帰させた。こうして、占領が終わっても、「アメリカ軍の核の傘」によってホワイトハウスに追随する日本が作られたのである。