「Wikijunior:物質/物質とは?」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
LION84 (トーク | 投稿記録)
LION84 (トーク | 投稿記録)
2 行
わかりやすい言葉で言うと、<font color=#ff0000>'''物質'''(ぶっしつ)</font>とは、この世界にあるもののうち、<font color=#ff0000>'''そこにあることを感じることができて、重さをもっているもの'''</font>のことです。物質は、<font color=#ff0000>'''原子'''(げんし)</font>と呼ばれる、人間の目には見えないとても小さな粒の集まりで、今までに100種類くらいの原子があることがわかっています。そして、おどろいたことに、実はわたしたちがふだんの生活で見たりふれたりしているものは、ほぼ全てがこの100種類くらいの原子を組み合わせてつくられたものなのです。反対のものは、時間や心などの、そこにあることを感じることができなかったり重さを持たないもので、これらのことを<font color=#ff0000>'''非物質'''(ひぶっしつ)</font>と言います。
 
== 物質の状態って何? ==
物質の状態は、大きく分けると、<font color=#ff0000>'''固体'''(こたい)</font>、<font color=#ff0000>'''液体'''(えきたい)</font>、<font color=#ff0000>'''気体'''(きたい)</font>、<font color=#ff0000>'''プラズマ'''</font>の4つに分けることができ、必ずどれかの状態でこの世界に存在しています。<br />
* 固体とは、鉄などのように、しょうげきや熱を加えても形が変わりづらいもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできます。
* 液体とは、水などのように、しょうげきを加えるとすぐに形が変わってしまいますが、熱を加えてもあまり形が変わらないもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできますが、さわるとすぐに形がかわってしまいます。
* 気体とは、空気などのように、しょうげきや熱を加えるとすぐに形が変わってしまうもののことです。人間の目では見ることもさわることもできないものが多いですが、においがすることもあるので、そこにある感じることはできます。
* プラズマについては、少しむずかしいのでここでは説明しませんが、最近色々なところで聞くことも多い<font color=#ff0000>'''イオン'''</font>という言葉がとても深く関わっています。
===しょうげき 圧力や温度で状態は変化します ===
上に書いた、鉄、水、空気のたとえは、あくまで常温(ふだんわたしたちが生活しているときの温度)の場合で、あまりに強い圧力(あつりうげきく)が加わったり、あまりに温度が変わりすぎると、同じもの物質でも別の状態が別のものに変化してしまうすることがあります。これを<font color=#ff0000>'''相転移'''(そうてんい)</font>と言います。相転移には下のような種類があります。
<!---
しょうか(昇華)、蒸発(じょうはつ)のように漢字と読みの順番が反対になっているのは誤植ではありません。なるべく小学校6年生までに習わない漢字を太字部分では使用しないように心がけたため、このような表記となりました。()内の漢字や読みは子どもたちにとっては、あくまで参考程度となるように考えています。
--->
* 固体から液体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ゆう解'''(融解、ゆうかい)</font>と言います。
* 固体から気体へ変化することを<font color=#ff0000>'''しょうか'''(昇華、しょうか)</font>と言います。
* 液体から固体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ぎょう固'''(凝固、ぎょうこ)</font>と言います。
* 液体から気体へ変化することを<font color=#ff0000>'''蒸発'''(じょうはつ)</font>と言います。
17 ⟶ 20行目:
* 気体から液体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ぎょう縮'''(凝縮、ぎょうしゅく)</font>と言います。
最初の鉄、水、空気でたとえると、
* <font color=#ff0000>'''とても熱い温度に熱せられた鉄がオレンジ色のどろどろした液体になった'''</font>の場面をテレビなどで見たことはありませんか?これを<font color=#ff0000>'''鉄がゆう解した'''</font>と言います。
* <font color=#ff0000>''''''</font>は0度まで冷やすと<font color=#ff0000>''''''</font>になりますし、100度まで熱すると<font color=#ff0000>'''水蒸気'''</font>になります。これを、<font color=#ff0000>'''水がぎょう固した'''</font><font color=#ff0000>'''水が蒸発した'''</font>とそれぞれ言います。
* わたしたちがふだん吸っている空気は<font color=#ff0000>'''ちっ素'''(窒素、ちっそ)</font>、<font color=#ff0000>'''酸素'''(さんそ)</font>、<font color=#ff0000>'''二酸化炭素'''(にさんかたんそ)</font>などが集まってできていますが、ちっ素や酸素をマイナス200度くらいまで冷やすと<font color=#ff0000>'''ぎょう結して液体になり'''</font>、二酸化炭素はマイナス80度くらいまで冷やすと<font color=#ff0000>'''ぎょう縮してドライアイスという固体になります'''</font>
* 反対に、<font color=#ff0000>'''ドライアイスを水に入れたりして温度を上げると急激に気体になろうとします(出てくる白い煙がそうです)'''</font>。これが<font color=#ff0000>'''二酸化炭素のしょうか'''</font>です。