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わかりやすい言葉で言うと、<font color=#ff0000>'''物質'''(ぶっしつ)</font>とは、この世界にあるもののうち、<font color=#ff0000>'''そこにあることを感じることができて、重さをもっているもの'''</font>のことです。物質は、<font color=#ff0000>'''原子'''(げんし)</font>と呼ばれる、人間の目には見えないとても小さな粒の集まりで、今までに100種類くらいの原子があることがわかっています。そして、おどろいたことに、実はわたしたちがふだんの生活で見たりふれたりしているものは、ほぼ全てがこの100種類くらいの原子を組み合わせてつくられたものなのです。反対のものは、時間や心などの、そこにあることを感じることができなかったり重さを持たないもので、これらのことを<font color=#ff0000>'''非物質'''(ひぶっしつ)</font>と言います。
== 物質の状態
物質の状態は、大きく分けると、<font color=#ff0000>'''固体'''(こたい)</font>、<font color=#ff0000>'''液体'''(えきたい)</font>、<font color=#ff0000>'''気体'''(きたい)</font>、<font color=#ff0000>'''プラズマ'''</font>の4つに分けることができ、必ずどれかの状態でこの世界に存在しています。<br />
* 固体とは、鉄などのように、しょうげきや熱を加えても形が変わりづらいもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできます。
* 液体とは、水などのように、しょうげきを加えるとすぐに形が変わってしまいますが、熱を加えてもあまり形が変わらないもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできますが、さわるとすぐに形がかわってしまいます。
* 気体とは、空気などのように、しょうげきや熱を加えるとすぐに形が変わってしまうもののことです。人間の目では見ることもさわることもできないものが多いですが、においがすることもあるので、そこにある
* プラズマについては、少しむずかしいのでここでは説明しませんが、最近色々なところで聞くことも多い<font color=#ff0000>'''イオン'''</font>という言葉がとても深く関わっています。
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上に書いた、鉄、水、空気のたとえは、あくまで常温(ふだんわたしたちが生活しているときの温度)の場合で、あまりに強い
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しょうか(昇華)、蒸発(じょうはつ)のように漢字と読みの順番が反対になっているのは誤植ではありません。なるべく小学校6年生までに習わない漢字を太字部分では使用しないように心がけたため、このような表記となりました。()内の漢字や読みは子どもたちにとっては、あくまで参考程度となるように考えています。
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* 固体から液体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ゆう解'''(融解、ゆうかい)</font>と言います。
* 固体から気体へ変化することを<font color=#ff0000>'''しょうか'''(昇華
* 液体から固体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ぎょう固'''(凝固、ぎょうこ)</font>と言います。
* 液体から気体へ変化することを<font color=#ff0000>'''蒸発'''(じょうはつ)</font>と言います。
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* 気体から液体へ変化することを<font color=#ff0000>'''ぎょう縮'''(凝縮、ぎょうしゅく)</font>と言います。
最初の鉄、水、空気でたとえると、
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* わたしたちがふだん吸っている空気は、<font color=#ff0000>'''ちっ素'''(窒素、ちっそ)</font>、<font color=#ff0000>'''酸素'''(さんそ)</font>、<font color=#ff0000>'''二酸化炭素'''(にさんかたんそ)</font>などが集まってできていますが、ちっ素や酸素をマイナス200度くらいまで冷やすと
* 反対に、
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