「高等学校世界史探究/文明の誕生Ⅰ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
ページの作成: == 先史時代から旧石器時代へ == 人類が地球上に出現してから文字が発生し、記録が残されるまでには長い時間がかかった。 この時...
 
3 行
この時代を'''先史時代'''と呼ぶ。
 
人類は[[w:猿人]]、[[w:原人]]、[[w:旧人]]、[[w:新人]]の順に進化した。
 
最初の人類である'''猿人'''は、約600万年前のアフリカに出現し、直立二足歩行を行い、簡単な打製石器を用いるものもいた。代表的なものには[[w:アウストラロピテクス]]や[[w:ホモ・ハビリス]]がある。
ついで約180万年前に登場した'''原人'''は、[[w:ジャワ原人]]・[[w:北京原人]]が代表であり、ハンドアックスや火、言語を用いて狩猟や採集での生活を営んでいた。
約20万年前には'''旧人'''が出現。代表としてヨーロッパに分布していた[[w:ネアンデルタール人]]がいる。
旧人は、現生人類と変わらぬ脳を持ち、死者の埋葬など精神文化において優れていたとされている。
そして、約25万年前に現生人類に属する'''新人'''が出現する。(例:[[w:クロマニョン人]]、[[w:上洞人]])彼らは旧人が生み出した剥片石器を発達させ新たに骨角器も作り上げた。フランスのラスコーなどに見られる洞穴絵画も新人の残したものである。([[w:ラスコー洞窟]])
 
ここまで人類が打製石器を用いて、狩猟・採集を繰り広げていた時代を'''旧石器時代'''と呼ぶ