「解析学基礎/常微分方程式」の版間の差分
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→同次形の応用: 同次形の例題を追加 |
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となる。これは変数分離形の微分方程式であるから、変数分離形の解法に従って解き、最後に<math>z = \frac{y}{x^3}</math>を代入すればよい。
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▲一階微分方程式が線型であるとは、
:<math>y' + f(x)y = g(x) </math>
と書けることである。このように書けない
=== 斉次
<math>g(x) \neq 0</math>の場合は非斉次であるという。また、斉次は「同次」とも呼ばれることがあるが、本書では前者で統一することにする。
まずは斉次
簡単な微分積分法しか知らない我々は、これ程までに限定してやっと解けるようになるのである。
今解こうとしているのは、次の微分方程式である。
:<math>y' + f(x)y = 0 </math>
この解法を'''変数分離法'''といい、得られた結果
==== 例題 ====
上の解説の通り、両辺を''y''で割り変数分離法によって計算する。この微分方程式の一般解は
:<math>y = Ce^{\int{ - ( -4x )dx }}= Ce^{2x^2}</math>
である。
一般解はこのようにして求められたが、<math>y(x_0)=y_0</math>となるときの特殊解yを求めなければならないときもある。
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===非斉次一階線型微分方程式===
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