「高等学校物理/物理II/電気と磁気」の版間の差分

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=====電位=====
 
[[w:重力|重力]]を扱ったとき、重力に対する[[w:位置エネルギー|位置エネルギー]]を定義した。ここで、クーロン力に対しても位置エネルギーを定義することができる。クーロン力も重力の場合と同様に逆2乗力なので、クーロン力に対する位置エネルギーも、重力の場合と同様に定義できる。ただし、クーロン力に対して電界を定義したのと同様、位置エネルギーに対しても、物体が持つ電荷の大きさを省いて定義できる量を導入すると都合がよい。このような量を[[w:電位|電位]]と呼ぶ。電位は、地上での重力の位置エネルギーを考えた際の「gh」や、万有引力による位置エネルギーを考えた際の「-GM/r」に相当する量である。
 
クーロン力の結果と、重力の位置エネルギーの結果を見合わせると、<math>q</math>[C]の電荷から距離''r''だけ離れた点の電位Vは、