「日本史/現代/戦後」の版間の差分

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==細かい時代区分==
*[[日本史 連合国占領期|GHQ占領期]](19451946-19521951)
*:1945年8月14日、大日本帝国がポツダム宣言によって主権を失い解体されてから<!--沖縄と小笠原諸島ははアメリカ合衆国に、台湾は中華民国に、朝鮮半島はアメリカ合衆国とソビエト連邦に、樺太はソビエト連邦に、それぞれ編入された。-->、から1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約が締結されて日本国が主権国家になるまでの時期。「戦後混乱期」と呼ばれることもある。
*高度経済成長期(1952-1973)
*:日本国の主権回復、および朝鮮戦争の特需をきっかけに日本経済の[[W:GDP|GDP]](当時は[[W:GNP|GNP]]が主流)成長率が10%を超えていた時期。これによって世界第二位の経済大国となる。1973年の第一次オイルショックによって高度経済成長は終わる。
*安定成長期(19731974-1986)
*:二度のオイルショックを経て日本経済は安定成長の時代に入る。一方でアメリカとの貿易摩擦問題からジャパン・バッシングへの発展、ドルの完全変動相場制への移行と[[W:円高不況|円高不況]]、ソ連のペレストロイカなど国際情勢の変化が日本にも大きな影響を与えた。
*バブル期(19861987-19931990)
*:土地価格や株価の上昇に伴い、バブル景気と後に呼ばれる好景気に突入し、日本経済は大きく伸びたかに見えた。この時期、諸外国からは「ジャパン・アズ・ナンバーワン」「日本を見習え」と呼ばれていた。しかし、この好景気は[[W:実体経済|実体経済]]に裏打ちされたものではない投機の過熱によるものであり、1990年ごろからバブル景気は終焉を迎える。政治的には1989年[[東欧民主化革命]]に続いて、1991年には湾岸戦争が起こり、年末には共産主義陣営の超大国だったソビエト連邦[[冷戦]]崩壊終結した。
*[[日本史 平成時代|冷戦後]](19931991-現在)
*:東欧民主化革命によって[[冷戦]]は終結したが、国際紛争はこれまでの米ソの代理戦争から民族紛争へと変化した。1991年には湾岸戦争が起こり、年末には共産主義陣営の超大国だったソビエト連邦が崩壊した。また、冷戦後には国際社会における日本の位置づけも変化し、1991年の湾岸戦争を皮切りに、1992年には自衛隊が初の海外派遣を行った。1993年には、1955年以来の与党だった自民党が、初めて野党になった。バブル経済の終焉と国際社会の激変の中で日本国内に閉塞感が漂い始める中、1995年には阪神・淡路大震災、オウム真理教(当時)による地下鉄サリン事件といった事件が立て続けに勃発し、日本社会に大きな衝撃を与えた。
 
[[category:日本の歴史|せんこ]]