「日本語/構文」の版間の差分

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===重文と省略===
 
重文では、共通する成分が省略される場合がある。例えば
[[Category:日本語|構文]]
;;父がケーキを買ってきた。そして母がオードブルを買ってきた。
という二つの単文を一つの重文にした場合、
;;父がケーキを買ってきて、母がオードブルを買ってきた。
とも言えるが
;;父がケーキを_、母がオードブルを買ってきた。
というように、共通する「買ってきた」を一つにまとめることができる。
また、
;;父がケーキを買ってきた。そして母がそのケーキをみんなに切り分けた。
では、
;;父がケーキを買ってきて、母がそれをみんなに切り分けた。
というように代用表現の「それ」を使うこともできるが
;;父がケーキを買ってきて、母が_みんなに切り分けた。
というようにまとめることもできる。
また
;;父が息子をほめた。母も息子をほめた。
;;父が息子をほめ、母もそうした。
と代用表現「そうする」を使うこともできるが
;;父が息子をほめ、母も_ほめた。
とまとめることができる。しかし
;;父が_、母も息子をほめた。
;;父が息子をほめ、母も_。
と言うことはできない。
なお、上のような省略で
;;太郎がフィアンセにキスし、次郎もフィアンセにキスした。
を省略して
;;太郎がフィアンセにキスし、次郎も_キスした。
という時には、太郎と次郎はそれぞれ自分のフィアンセにキスしたという解釈と、次郎が太郎のフィアンセにキスしたという解釈の二通りがある。
 
== 構文 ==