「日本語/構文」の版間の差分

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このうち、述部は文の中核をなす成分ということができます(単文・複文・重文を参照)。述部の(連)文節は修飾部(特に補充成分)による修飾を受けてさらに大きな、述部的連文節を作ります。複文や重文に見られる文に似た成分はこの述部的な連文節です。
 
述部が用言である場合には連用修飾の成分を受け、体言である場合には連体修飾の成分を受け、これらは決して紛れません。名詞は体言ですが述語的な成分を伴うと用言として振る舞いますので、「名詞+述語的要素」の全体を修飾する成分は連用修飾成分です。連体修飾の成分は用言以外では必ず連体格の助詞「の」を伴い、外形上も連用修飾の成分とは区別されますので、述部の名詞だけを修飾する場合は連体修飾です。この区別は次のような漢語サ変動詞で確認されます。
:;深く古文を勉強する(「深く」「古文」=連用修飾)
:;古文の深い勉強をする(「古文」「深い」=連体修飾)