「集合論」の版間の差分

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K.ito (トーク | 投稿記録)
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集合とは、物の集まりであって、何か物を持ってきたときにそこに属すのか属さないのかどちらかに必ず定まるもののことである。例えば、「標高8500m以上の山」「都道府県であって、人口500万人未満のもの」「すべての二等辺三角形」「正の奇数すべて」などは集合である。ただし、「頭がいい人」のような、何が属して何が属さないのかが曖昧なものは集合とは呼ばないことにする。
 
集合に属している物のことを'''元'''と呼ぶ。先ほどのえばから標高8500m以上の山という集合は、エベレスト、K2、カンチェンジュンガ、ローツェの4つの元があるなどと言う。「正の奇数すべての集合は、「1,3,5,...という無限個の元から成っている」と言える。元が集合に属していることを「<math>\in</math>」という記号で表す。例えば、自然数の全体という集合を<math>\mathbb{N}</math>とすると、<math>1 \in \mathbb{N}</math>と書ける。
 
なお、元が1つもない集合も集合とみなすことにする。そのような集合を'''空集合'''と呼び、<math>\phi</math>で表す。