「日本語/構文」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎単文・複文・重文: かかりうけ表示の変更
→‎並立の関係: 書き始め
174 行
 
==並立の関係==
並立の関係も連体的なものと連用的なものがあります。
;連体的
:;太郎と花子と、CD-ROMやUSBメモリなど
;連用的
;動詞
:;雨がふり風が吹く、雨が降ったり雪が降ったりしている
;形容詞
:;美しく優しい、美しいし優しいし
;名詞+繋辞・形容動詞
:;学生で実業家だ、学生だし怠惰だし
連体的な並立文節が他の並立文節とまとめられて連用修飾の連文節となる場合、連用形になります。
:;静かな部屋で広い部屋=静かで広い部屋
複数形はある意味で並立表現の縮約と見ることができますが、英語では-sをつけた複数形ではthe student A and student Bのようなものをthe studentsとして表し、そこには他のタイプのひとは含まれないのにたいして、日本語の「達」では「学生Aと学生Bとその保護者」のようなものを「学生達」とすることができます。
 
ト格の文節は「喧嘩する」「結婚する」では補充成分として連用修飾の関係にあるわけですが、同時に、主部と並立の関係にあるとも見ることができます。
:;太郎が花子と喧嘩した⇔太郎と花子(と)が喧嘩した
また、二番目の助手「と」を置くか置かないかで次のような違いが現れます。
:;絵里と美香が結婚した=異性婚解釈「(他のひとと)結婚したのが絵里と美香」/同性婚解釈
:;絵里と美香とが結婚した=同性婚解釈のみ
 
==日本語の語順は自由なのか==