「日本語/構文」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
No'o~jawikibooks (トーク | 投稿記録) →単文・複文・重文: 文体を変更 |
No'o~jawikibooks (トーク | 投稿記録) →補助の関係: 加筆 |
||
170 行
==補助の関係==
補助の関係にある
:;雨が降っていた(継続)←雨が降った(完了)
:;妻が私にたこ焼きを買ってきた←妻がたこ焼きを買った
:;息子が夕飯の準備を手伝ってくれた
補助
:;息子が夕飯の準備を手伝って(も)くれた
:;×息子が夕飯の準備を手伝って、くれた
形容詞を否定する補助形容詞は独立の文節を成します。
:;あの花は美しく(は)ない
一方、似た関係である動詞の否定は独立の文節を成さず、否定の助動詞として動詞に後接して一文節を形成します。動詞の否定形に係助詞や副助詞を差し挟もうとする場合には「動詞連用形+形式動詞し+否定助動詞ない」という形になります。
:;彼はもう学校へは行かない
:;×彼はもう学校へ行きはない(○彼はもう学校へは行きはしない)
補助・被補助の関係にある動詞に似ているものの、結びつきが強く一つの語(複合語)になったものを複合動詞といいます。複合動詞は文節を分けるように「ね」を入れることはできません。
:;さっき仕事をはじめ(×ね)かけた
補助用言の代表的なものには上に挙げた否定の補助形容詞の他、断定の補助動詞「ある」(「名詞+で」に続く)や「アスペクト」という時間に関わる意味を持つもの(「動詞連用形+て+しまう(ちゃう)」など)、利益の移動に関わるもの(「動詞連用形+て+もらう」など)、などがあります。
==並立の関係==
|