「発生学」の版間の差分

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== 精子と卵子の形成 ==
男性においては、思春期の少し前、生殖細胞(2n)から'''[[w:精祖細胞|精祖細胞]]'''(2n)が分化する。これが体細胞分裂を行なって増え、成長すると'''[[w:一次精母細胞|一次精母細胞]]'''(2n)となる。ついで第一減数分裂に入り、これにより生じた'''[[w:二次精母細胞|二次精母細胞]]'''(n)が第二減数分裂を行なうことで減数分裂を完了し、[[w:精子細胞|精子細胞]](n)が生じる。
 
女性においては、出生前(生殖堤に進入した直後)に生殖細胞(2n)から'''[[w:卵祖細胞|卵祖細胞]]'''(2n)が分化する。大多数の卵祖細胞は体細胞分裂を続けて増えるが、一部は'''第一減数分裂の前期で停止'''し、'''[[w:一次卵母細胞|一次卵母細胞]]'''(2n)となる。思春期に到るまでの間、一次卵母細胞は第一減数分裂の前期のままで留めおかれ、成熟する。ついで第一減数分裂を完了し、'''[[w:二次卵母細胞|二次卵母細胞]]'''(2n)と極体が形成される。そして二次卵母細胞は第二減数分裂に入るが、これは中期で停止して'''卵子'''(n)となり、受精まで減数分裂は完成しない。卵子に特有のこの長い停止期は、卵細胞に栄養やRNAを蓄えるための待機期間と見られている。
 
== 受精のしくみ ==