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12 行
*ディスプレイに文字を表示する
*ディスクにデータを保存したり読んだりする
詳しくは [[OSとアプリケーション]]で説明してありますもご参照ください
 
=== MS-DOSとは何か ===
19 行
MS-DOSはコンピュータ本体、ディスク、ディスプレイ、キーボードなどを結び付け仲介します。
 
MS-DOSは主に5つのコンセプトをもとに作られています。
このようにシステム上不可欠であるMS-DOSは
 
*様々なコンピュータ上で統一された操作性
26 行
*システムの拡張性
* 異言語間での使用を考慮した国際性
 
の5つのコンセプトをもとに作られています。
 
==== 3つの機能 ====
MS-DOSには主に3つの機能があります。
*コンピュータに対する命令、応答を可能にし、データ管理をできるようにする
*用途にあわせたアプリケーションの実行
*コンピュータ本体及び周辺機器を利用可能にする
の3つの機能があり、これらは全て必要最低限として機能します。
 
=== MS-DOSを操作する ===
MS-DOSを操作するということは上記3つの機能を操作するということです。
 
主な操作は以下の3つです。
*周辺機器を無数に組み合わせユーザーに適合した環境になるよう設定する
*データの読み出し、書き出しに関して適合した環境になるよう設定する
*機能をより有効に使うため装備されたコマンドやツールを実行する
の3つです。
 
ここではそれらの設定方法、コマンド及びツールの実行方法について記述してあります。
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※設定方法はデバイスによって若干ことなります。それぞれの周辺機器のマニュアルも参照してください。
== ファイル操作 ==
コンピュータでは情報をファイルといわれる単位で管理します。MS-DOSもファイルとしてメモリに読み込まれ所定内の位置に配置されます。
 
ファイルには様々な形式があり、属性があり、そして名前があります。
 
ここでは主に以下の用語について説明します。
 
*ファイル
*ディレクトリ
*ドライブ
 
=== ファイルとは? ===
ファイルとは情報を保存する単位で、ファイルを作成することによりそれぞれ区別して処理をします。
 
ワードプロセッサで書いた文章やペイントソフトで描いた絵もファイルとして保存されます。
 
ファイルでは名前をつけることができ、それによってファイルの内容や種類を表すことができます。
 
==== ファイル名の書式 ====
ファイルには必ず名前(ファイル名)をつけなければなりません。
<pre>
TEXT.TXT
</pre>
この場合、TEXTと呼ばれるものがファイル名です。
 
ファイルの名前は半角8文字、もしくは全角4文字までです。
 
また、TXT や COM などを拡張子と呼びます。
 
拡張子は3文字までです。
 
拡張子とファイルの名前を合わせてファイル名と呼びます。
 
ファイルの名前と拡張子の間にピリオド[.]を入れます。そのため、ファイルの名前及び拡張子でピリオドを使用することはできません。
 
ファイル名で使えない文字は以下の4つです。
*スペース
*カンマ[,]
*円記号[\]
*ピリオド[.] ※ファイルの名前と拡張子の区切りで使う場合は除く
*疑問符[?]
 
ファイル名で使える文字は以下です。
*a~Zのアルファベット
*0~9の半角数字
*全角文字
*アンダーバー[_]
*キャレット[^]
*ドル記号[$]
*チルダ[~]
*感嘆符[!]
*シャープ[#]
*パーセント[%]
*アンバサンド[&]
*ハイフン[-]
*カッコ
*アットマーク[@]
*クォーテーション[`]
*アポストロフィ[']
 
また、1つのディレクトリにつき同じ名前のファイルは1つのみです。
 
例:TEXT.TXT と TEXT.WRIは同じディレクトリに入れられるが、 TEXT.TXTとTEXT.TXTは同じディレクトリ内に入れられない。
 
==== 拡張子 ====
名前と拡張子は主にピリオドで区切り、名前は8文字、拡張子は3文字までと前途しました。
 
ファイル名は必須ですが、拡張子はつけなくても構いません。しかし、つけることにより効率よく分類することができます。
 
拡張子の種類は[[拡張子ハンドブック]]に詳しくのっていますが、ここでは代表的な拡張子をあげます。
 
*.EXE .COM
これらはプログラムの記述されたファイルに使用されます。これらの拡張子を持つ'''ファイルの名前'''(拡張子不要)をコマンドラインに入力するとそれらのファイルがプログラムとして実行されます。
 
*.BAT .CMD
これらはバッチファイルと呼ばれプログラムの簡単な記述がされています。上記同様にコマンドラインに入力すると実行されますが、
これらのファイルは容易的に編集することができ、またユーザーが作成することができます。
 
両者の違いをあまり気にする事はありませんが、.CMDが使用できるのはWindows NT系列のみで、これ以前の純MS-DOSでは実行することができません。
 
*.TXT .WRI
これらは文章(テキストファイル)などに使います。
 
*.SYS
これらはドライバや設定が記述されているファイルです。
 
 
また、アプリケーションによってはそれぞれ独自の拡張子をつけるものがあります。
 
基本的にアプリケーションで指定された拡張子を使うことが望ましいでしょう。
 
==== ワイルドカード ====
複数ファイルを使用して作業する際にそれぞれファイル名や拡張子に共通点がある場合、
 
それらのファイルについてコマンドを繰り返す必要はありません。
 
ワイルドカードを使用することにより複数ファイルを一括指定することができます。
 
ワイルドカードとはファイル名、及び拡張子の中の任意の文字に置き換えることができる文字です。
 
ワイルドカードは主に2種類あります。
 
*アスタリスク(*)は任意の文字に代わります
*疑問符(?)は任意の1つの文字に代わります
 
例をここに提示しておきます。
 
{| class="wikitable"
|-
! ワイルドカード例 !! 置き換えられるもの !! 指定されるファイル例
|-
| *.TXT || 拡張子がTXTの全ファイル || README.TXT TEXT.TXT
|-
| FILE.* || 名前がFILEの全ファイル || FILE.TXT FILE.XLS
|-
| F*.* || 頭文字がFから始まる全ファイル || FILE.TXT FROG.BMP
|-
|???.TXT || 名前が3文字で拡張子がTXTの全ファイル || ANT.TXT EGG.TXT
|-
| *.* || ディレクトリ内の全部のファイル ||
|}
 
=== ディレクトリとは? ===
全てのファイルを同じ場所で保存すると探すのが大変になります。
そのためファイルとグループに分けて、それぞれ別の場所に保存しておく必要があります。
 
そのようなファイルをグループ分けして保存しておく場所をディレクトリと言います。
 
ディレクトリを使用することによってファイルをスムーズに探すことができます。
 
例えばTEXTというフォルダ内にワードプロセッサで書いた文章を保存しておけば、加筆する際に探しやすくなります。
 
===== 現在のディレクトリ =====
今、どこのディレクトリにいるかわからないと効率よく探すことができません。
MS-DOSでは今どこのディレクトリにいるかコマンドプロンプトで表示します。
<pre>
C:\TEXT>
</pre>
例えば、上記の表示がされているなら、TEXTディレクトリにいるということを意味します。
<pre>
C:\PAINT>
</pre>
上記の表示なら、PAINTディレクトリににいるということを意味します。
 
このようなコマンドプロンプトに表示されているディレクトリを"現在のディレクトリ"と言います。
 
===== サブディレクトリ =====
===== ルートディレクトリ =====
283 ⟶ 421行目:
</pre>
これで360KBフォーマットします。
 
詳しくは以下を入力して、参照してください。
<pre>
HELP FORMAT
</pre>
 
==== フロッピーディスク全体のコピー(DISKCOPY) ====