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==== SCANDISK ====
ディスクのエラーを解析及び修復するにはSCANDISKコマンドを使用します。
 
SCANDISKでは, CHKDSK/F よりも強力な解析と修復を行います。
 
このプログラムは圧縮ドライブもチェックを行うことができます。
 
ScanDiskでは以下の項目をチェックします。
 
*メディアディスクリプタ
*ファイルアロケーションテーブル(FAT)
*ディレクトリツリーの構造
*ファイルシステムの破損クラスタ及びクロスリンクファイル
*クラスタファイル
*DoubleSpaceで作成したCVFファイルの内以下の4つ
**ボリュームヘッダー(MDBPB)
**MDFAT
**圧縮構造
**シグナチャ
 
*ブートセクタ
 
無圧縮ドライブはCVFファイル及びブートセクタをチェックしません。
 
圧縮ドライブはまずその物理ドライブ(ホストドライブ)をチェックします。基本この設定はあまり変更しないでください。
 
===== 実行方法 =====
ScandiskはSCANDISKと打てば起動しますが、以下のようにドライブを指定することができます。
<pre>
SCANDISK C:
</pre>
'''※SCANDISKを実行する前にWindowsを終了させてください。'''
 
するとScandiskが開き開始されます。特にエラーが無い場合は何もする必要はありません。そのまま終了させてください。
 
エラーが検出されると 問題がみつかりました というダイアログが表示されます。選択肢は以下の通りです
 
*修復する
*修復しない
*詳細
*保存 (破損アロケーションユニットが見つかった場合のみ)
 
修復する を選択した際に、Undoディスクを作成できます。UndoディスクはScandiskで修復したディスクを元の状態に戻すことができます。
 
ただし、'''修復できるのは修復を行った直後で何も変更していない場合のみです。'''
 
作成する場合フォーマット済みのフロッピーディスクをドライブAもしくはドライブBにいれて適合するボタンを選択します。
 
※SCANDISK.INIを設定することにより動作を制御することができます。バージョンによって異なるので
<pre>
HELP SCANDISK
</pre>
と入力し、参照してください。
 
 
 
==== CHKDSK ====
破損アロケーションユニットを修復するにはCHKDSK(Check Diskの略)コマンドを使用します。
 
実行中のアプリケーションが正常終了せずテンポラリファイルが適切に保存、削除されないとアロケーションユニットが破損します。
 
このような事が繰り替えされるとディスク領域を占領することになります。
 
CHKDSKに /F スイッチを指定すると破損アロケーションユニットが拡張子.CHKのファイルに変換されます。生成された .CHKファイル は削除することができます。
 
CHKDSKでは以下の項目をチェックします。
*ディスク上にある破損アロケーションユニット
*プログラムが異常終了した後のハードディスクの状態
 
実行するには、以下のコマンドを入力します (今回はCドライブをチェックする)
<pre>
C:\>CHKDSK /F
</pre>
実行するか確認メッセージが表示されるので実行を続ける場合は Y を押します。
 
'''※CHKDSKを実行する前にWindowsを終了させてください。'''
 
CHKDSKでは破損アロケーションを検索し修復します。また、ハードディスクについての情報も表示されます。
 
破損アロケーションユニットが見つかると以下のようなメッセージが表示されます。
<pre>
13個の破損アロケーションユニットが 4 チェーンに見つかりました.
破損アロケーションをファイルに変換しますか (Y/N)?
</pre>
保存する場合は Y を押します
 
'''※保存すべき情報が含まれている可能性があります。たとえばワードプロセッサが異常終了した際の編集内容が含まれているかもしれません。
 
'''一旦保存し中身をチェックすることを推奨します。'''
 
保存するとFILE0000.CHKのような名前のファイルに変換されます。これらはルートディレクトリに保存されます。
 
内容をチェックする場合は MORE を使います。
 
例えば FILE0001.CHKをチェックする場合は以下のように入力します。
<pre>
MORE < FILE0001.CHK
</pre>
 
不要な .CHKファイル はDELで削除します。
 
=== ハードディスクの読み込み時間を短縮する ===