「中学校理科 第1分野」の版間の差分

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中学校技術/エネルギー変換機器の仕組みと保守点検 2013年10月21日 (月) 15:27‎ より回路図の記号について引用。
抵抗率について、「抵抗率」という言葉を使わずに、中学生用に記述。ついでにリトマス紙の画像やポリエチレンテレフタラート画像を貼付。
593 行
 
====プラスチック====
 
[[File:Plastic bottle.jpg|thumb|150px|ペットボトル容器(画像の左側)の例。右上の試験官のような形のものを金型で圧延して、ボトルの形にしている。]]
プラスチックは,天然には産出せず、石油などを原料として人工的につくられた物質で'''合成樹脂'''(ごうせいじゅし)ともよばれる。
 
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* ポリエチレン(PE)
水に浮く。加熱するととけながらよく燃え,けむりはほとんど出ない。
 
<gallery>
File:LDPE_bottle.jpg|ポリエチレンの容器
</gallery>
 
* ポリエチレンテレフタラート(PET)
水に沈む。加熱するととけながら燃え,黒いけむりを出す。
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== 酸性とアルカリ性 ==
=== 酸と酸性 ===
[[ファイル:1-Blue and red litmus paper.jpg|thumb|left|リトマス紙]]
 
塩酸や酢酸(さくさん)や硫酸(りゅうさん)などの薄い水溶液は、つぎのような性質を示す。
 
766 ⟶ 775行目:
金属は空気などの気体と比べて電流を運ぶ性質がとても強いため、適切な方法で金属の導線をを繋ぎ合わせることで、電流の流れる「道」を作ることが出来る。この「道」で電気的な機器(例えば、電池や電球)を繋いだ一セットを[[w:回路]](かいろ)と呼び、回路の要素を記号を使って表した設計図を''回路図''と呼ぶ。回路図は形式が標準化されているので、回路図を見て回路を組み立てたり、逆に作った回路を回路図に表したりということが誰にでも出来る。例えば、[[w:電池]](直流電源)は
:[[画像:直流電源.png]]
と表され、[[w:抵抗]](電流を流れにくくする物体のこと)
:[[画像:jun_high_sci_electrical_resistance.svg|100px]]
と表される。また、導線は直線で表される。電池には陽極(+極)と陰極(-極)があるが、回路記号では線が長い方が陽極に対応する。実際の電池では突起のある方が陽極である。
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:<math>\frac{1}{1000}</math>Vのことを1ミリボルトといい、ミリボルトの単位は[mV]で表す。
 
:参考
:参考 このような電池の電圧を'''起電力'''(きでんりょく)という。起電力は、電池内の物質の種類によって、一定に定まる。電池内の物質の量には影響されない。物質の種類によって、起電力が定まる。
たとえば、家庭用のマンガン乾電池1個の電圧は1.5Vである。
歴史的には、乾電池の発見と発明によって、一定の電圧で回路に電気を送り続ける定電圧源が人類の手に入るようになり、電圧と電流とを明確に区別することができるようになった。
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====オームの法則====
 
電流の流れにくさのこと、および、電流をながれにくくする物体のことを抵抗(ていこう)という。
一般に抵抗の両端で、ある電位差があるときに、抵抗に流れる電流は
流れにくさと、その物体とを区別したい場合には、電流を流れにくくする物体のことを抵抗器(ていこうき)とか抵抗体(ていこうたい)とかと呼んで区別する場合も有る。
本節でも、混同を避けるため、流れにくさのことは抵抗と呼び、物体側は抵抗器あるいは抵抗体と呼ぶことにしよう。
抵抗(電気の流れにくさのほう)の単位は、オームといい、記号は<math>\Omega</math>で表す。
 
一般に抵抗の両端で、ある電位差があるときに、抵抗に流れる電流は
:<math>
E = IR
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)
-->
 
==== 導線の長さと、抵抗の大きさについて ====
導線の太さや長さによって抵抗の大きさは変わる。直感的に、導線が太いほうが電流が流れやすいのは分かるだろう。
実際に電気抵抗は、導線の太さに反比例して、抵抗が小さくなることが、実験的に確認されている。
 
さらに、導線は材質や太さが同じならば、導線が長いほど抵抗が大きくなり、長さに比例して抵抗が大きくなることが、実験的に確認されている。
 
 
 
=== 回路図の図記号 ===