「中学校理科 第1分野」の版間の差分

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高等学校理科 物理I 電気から磁力について引用。
電気分解について高等学校化学I/電池と電気分解2013年9月30日 (月) 05:31‎ から引用。
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電子の流れは「亜鉛板 → 銅板」なので、電流の向きは、「銅板 → 亜鉛板」となり、亜鉛板が−極、銅板が+極となる。
 
 
==== 電気分解 ====
電解質の水溶液に、電極を2本入れて、それぞれの電極に、外部の直流電源から電気を通じると、各電極で水溶液中の物質に化学反応を起こせる。これを'''電気分解'''(でんきぶんかい)という。あるいは略して'''電解'''(でんかい)という。
 
電気分解で、直流電源の負極につないだ側の電極を'''陰極'''(いんきょく)という。
電気分解で、直流電源の性極につないだ側の電極を'''陽極'''(ようきょく)という。
 
陰極の電荷は、電源の負極から電子が送られてくるので、陰極は負電荷に帯電する。いっぽう、陽極の電荷は、正電荷に帯電する。
 
なお、電極には、白金や炭素などを用いる。
 
一般に電気分解で反応を起こしたい対象は「水溶液」であり、電極そのものは反応を起こしたい対象ではないので、混同しないように注意のこと。外部の文献などでは、説明の簡略化のため、電気分解では「電極での反応」などという事が多いが、電極そのものが析出をするのでは無いので、間違えないように。
 
この電気分解の実用例として、金属の精錬に利用されている。
 
;水の電気分解
純水な水は電気を通さないので、導電性を高めるために硫酸か、あるいは水酸化ナトリウムを加える。
 
陰極で水素 H<sub>2</sub> が発生する。
 
:陰極: 2H<sup>+</sup> + 2e<sup>-</sup> → H<sub>2</sub>↑
 
陽極では、酸素 O<sub>2</sub> が発生。
 
:陽極: O<sub>2</sub>が発生。
 
水の電気分解で発生する気体の体積の比率は、一定で、
:(陽極の酸素):(陰極の水素)= 2:1
である。
 
== 科学技術と人間 ==