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==手続き==
Schemeには「手続き」(procedure)という概念があります。これは幾つかの処理を行いその結果を返すまとまりで、[[w:数学]]における[[w:関数|関数]]と非常に良く似ています。たとえば、数学では「f(x,y) = x + y のとき、 f(1,2) = 3である」などといいますよね。Schemeでは「f(x,y) = x + y」の部分を「手続きの定義」、「f」を「手続き」、手続きの評価に必要な値を受け取るxとyを「仮引数」と呼びます。「f(1,2)」の部分を「手続きの呼び出し」、「1」と「2」のように手続きの評価に使われる値を「引数」、実行した結果である「3」を「返り値」といいます。
では、手続きの呼び出しを表現してみましょう(実は下記の手続きの解説には幾つか方便が含まれています。ですが、ここで詳細を解説すると難しくなりすぎるので、詳しくは後述します。手続きの定義は少し難しいので後回しにします)。
 
手続きはただ命令や数式の列をまとめる役目だけではありません。Schemeの豊富な機能は手続きを介して提供されているのです。また、あなたの書いたプログラムの機能を他のプログラムに公開するとき、それは手続きの定義よって行われます。Schemeの機能を呼び出すとは、用意された手続きを呼び出す構文を書くことと同義です。
 
===手続きの文法===