「旧課程(-2012年度)高等学校数学B/統計とコンピューター」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1,722 行
明らかに間違いな数値が出てきてしまいました。E3のセルの式を見ると<math> =B3-B12 </math> となっています。プログラム内では''3つ左のセルの数値から3つ左、9つ下のセルの数値を引きなさい''という命令に置き変わっています。コピーペーストしてもその命令は変わらないので、参照先が両方とも移動してしまいます。今の段階ではB12のセルに何も入っていないのですから、そのセルには0が入っているものとして計算されます。他のE列にコピーしてもやはり間違いな数値が出力されてしまいます。(実験してみて下さい)
 
このような場合は'''参照するセルを固定する'''ことが必要になります。参照セルを固定する場合は固定したい行番号もしくは列番号の前に''' $ '''の文字を入れます。
 
では平均値が出力されているB11を固定してE2のセルをコピーしE3のセルにペーストしてみましょう。この場合は11のほうを固定したいので'''$B$11'''のように入力して固定します。最初のうちは行番号、列番号両方の前に$をつけておくのがベターです。
 
<table border="1">
1,750 行
<td colspan="2">53.5</td>
<td colspan="2">-7.8</td>
<td colspan="2">=B2-'''$B$11'''</td>
</tr>
<th>3</th>
1,758 行
<td colspan="2">169.5</td>
<td colspan="2">-4.8</td>
<td colspan="2">=B3-$B$11</td>
</tr>
<th>10</th>
1,795 行
 
これで正しい結果を得ることができました。参照セルを固定する方法を'''絶対参照'''と言います。
 
「''' $ はどちらにつければいいの?'''」という疑問があるかと思いますが、それは[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト#絶対参照に使う記号($記号)|旧初級シスアド試験の表計算セクション]]に詳しく記述されていますのでここでは述べません。
 
===条件分岐===
1,831 ⟶ 1,833行目:
*<math> A1=100 </math>・・・A1の値が100である
*<math> A1<>100 </math>・・・A1の値が100'''ではない'''
 
また、真偽を反転させたい場合は<math> =NOT(formula) </math>で記述します。<math> =NOT(true) </math>はfalse、<math> =NOT(false) </math>はtrueになります。
 
レタスを例にすると、D2のセルを選択し、以下のように記述します。''昨年を基準として今年はそれ以上なのかどうか''を判定するわけですから、論理式には<math> B2<=C2 </math>と入力します。真偽の部分には矢印を入れます。
*'''=IF(B2><=40C2,"↑","↓")'''
 
レタスは昨年より値段が下がっているので論理式を満たさず偽に書かれている内容が出力されます。
2,020 ⟶ 2,024行目:
*'''=IF(OR(B2<200,C2<150,D2<150,E2<700),"不合格","合格")'''
 
受験番号1001Aの人の判定に上式を入れても先程の最後2つ上の表と同じになります。